日本にいた頃、タイ料理は週1で通っていた。
イギリスは、マンチェスターに住んでいた頃、タイ料理屋がワンサカあって、どの店も大抵は美味しかった。

が、僻地カーライルに引っ越して来てからは、1件しかないタイ料理屋に行ってみようか、どうしようかと悩んでいた。
いつ店内を見ても、客は入っていないし、「よく、この店成り立ってるな~」といつも不思議に思いながら、通り過ぎていた。

おととい、タイ料理を食べに行こうと会社で話が盛り上がった。
といっても、お金持ちのおばちゃんと2人でである。
この人は、世界中を旅行しているから、勿論タイにも何度か行っていて、旦那の仕事でインドに3年ほど住んでいたから、インド料理を含むアジア料理は大好きだと言っていた。

その周囲にいた人々は、「タイ料理って何?」「そもそもタイってどこの国?」などと聞いていた。
詳しく説明するうち、驚いたのは「日本は中国なわけ?」とか、「タイは日本の中にあるの?」とか、そういう質問をしてくる人も多かった。

「カラオケ」や「任天堂のゲーム」「カワサキのバイク」など人気があっても、それが日本のモノであることを知る人は、ゼロに近い。
日本の位置が知られていないのはともかく、日本は中国だと思っている人がほとんどだったから、中華料理とタイ料理の違いを説明し、話す言語も違う事を説明した。

このイギリスの人達は、世界中どこへ行っても英語が通じ、英語の表示があるのが当たり前なのである。
だから日本と中国、韓国などが近くにある国同士なのに、言語が全く通じない、表示が読めないというのは、理解しにくいのである。

結局、タイ料理に行くこととなり、皆は満足していた。
味オンチなのか、「インド料理に似てるよね~」などと口々に話していたが、全く似ていないと私は思う。
まあ、説明しても永遠に分かり合う事はないと思うので、「そうだね~」と言っておいた。