クリスマスにウカレポンチのイギリスであるが、うちの百貨店もクリスマスに向け、あらゆる企画を用意している。

ダンサーを呼ぶ日、ちびっ子コーラス隊を呼ぶ日、有名シェフを呼び、料理大会をする日、等などである。

その中の1つ。
外で焼き栗を焼き、通りすがりの人に食べてもらおうという企画。
これが、なぜかアルマーニ担当である私に回ってきた。

絶対にイヤである。
露天に売っている、天心甘栗の巨大な機械で、栗をひたすら炙れというのでる。
マイナス気温の中、なぜアルマーニを着た私が、何が悲しくて、栗をあぶらなければいけないのか・・

髪の毛は、絶対に煙たい臭いがつくであろう。
目は絶対に、ショボショボするであろう。

しかしながら、変なダンサーに紛れてピンクのタイツを履くよりも、33歳は栗をあぶる方が似合っているかも知れないので、引き受ける事にした。