和食と日本映画の夕べ 3月 | フィレンツェ 食☆便り

フィレンツェ 食☆便り

イタリア、フィレンツェでの生活も早十数年。
イタリア料理が好き。
でも、和食も同じように、愛して止まない主婦です。
イタリアでの日常をお料理と一緒に綴っていけたらなぁと、思います。


IROHA文化協会主催の和食と日本映画の夕べにて。。。。

3月 和食と映画


昨年の10月から、毎月1回、フィレンツェの文化協会 IROHA が行っている


和食と日本映画の夕べ で和食担当をさせて頂いています。

今回上映された映画は「水の女」 。


私は、見た事がないのですが、打ち合わせをした時に、


女性がテーマです。と、お聞きしたので、


3月は桃の節句もあるので、 メインは「ちらし寿司」に即決。


他、貝のお吸い物という案が出ましたが、


ここフィレンツェでは、とんでもなく高くなってしまい


赤字になってしまうので、却下。


安くて美味しい。。。。手羽で出汁をとった「玉ねぎと卵のスープ」。



会長さんからは、「それだけで、十分ですよ!」と、言って頂きましたが、


やっぱり、もう2品は欲しいなぁと、欲を出して、


鶏肉の野菜チーズ巻、 豆腐といんげんの煮物


の4品を作りました。




当日のお昼頃、仕込みが終わりそう。。。。と、言う頃に、


会長さんから電話があり、「あと二人増えても良いですか~?」


・・・・「二人ですか・・・?(きついなぁ~・・・) ど、どうぞ。。。」と、


思わず言ってしまった私。


(限られた予算と材料でぎっりぎりでやっている事を忘れてませんか。。。私?)



その辺は、楽観主義で「まぁ、何とかなるでしょ・・・」と、


お米だけ増やすことにして、準備を続けました。



映画の会は8時から食事が始まります。


7時に協会に到着し、汁物を協会の台所で作ったりしていたら、


あっという間にドンドンとお客さんが到着。


盛り付けも、案外時間がかかるんですね。。。。勉強になりました。





そして、気が付いたら8時を過ぎていたので、バタバタと2階の会場まで運びました。


〈自分で写真を撮る事を、ここでも忘れ。。。。大反省)







先月までは、家で作った物を届けていただけなので、


どのようなお皿に盛られて、どのように配られて、


そして、食べて下さる方々はどのような反応をしているのか、、、、


知ることができませんでした。(後日、会長さんからは「美味しく頂きました」と、


報告は頂いていましたが、やはり一人一人の表情を見ながらでは


違いますね)






皆さん、喜んで食べて下さる姿を見て、とっても嬉しくなりました。


写真に写っている、テーブルの方々からは、お吸い物についての


質問もあり、日本の出汁文化についても ちょっとだけお話する


ことができました。


ブルーのセータの彼は、お吸い物がとっても気に入ってくれたようで、


お椀を下げる時にも、何度も美味しかった!と、言って頂きました。



そして、写真には写っていませんが、


イタリア人の母娘の二人が参加されていました。


今回が2回目の参加だということだったので、


「和食がお好きなんですか?」と、尋ねたところ、


お母さんのほうから、「和食レストランで食べる和食は、好きではないの。


ここの和食の方が美味しくて、大好きよ」と、涙が出るほど嬉しい言葉を頂きました。


その言葉が聴けただけで、朝からお料理して良かった~と、報われた思いがしました。



逆を思えば、小さいころ、母が作れるイタリア料理といえば、


ミートソースパスタかナポリタン(和製イタリアンですが。。。。)だけでした。


大人になりイタリア好きになったので、自分でレシピ本等を買って、カルボナーラ等を


作って食べていましたが、、、、


イタリアに来てホームステイした時に、イタリア人の家庭で食べているものは、


私が想像していたものと全然違うものなんだ。。。と、


すごい衝撃を受けたのを覚えています。


恐らく、この親子が日本に旅する機会があった時、


本場の味に触れて驚く事でしょうね。。。


イタリア人の間では、和食=寿司・天ぷら というイメージが殆どです。


あったりまえです!


和食レストランではそれがメインで出されているんですから。。。。



レストランの味でない、日本人が家庭で食べている和食を


イタリア人にもっともっと知ってもらいたいなぁと思いながら、


このお母さんと話をさせて貰いました。




そして今回、強く教えられた事がありました。


料理人として当たり前の事ですが、、、、、


振るまったお料理を丸投げするのではなく、


フォローしなくてはならない場合は、料理した者として最後まで


責任をもって対処するということ。



ある一人のイタリア人の方には、ちらし寿司の甘味が気になったようで、


全部食べて頂けませんでした。


私も、酢飯が甘かったり、薄かったりした場合、


お醤油でアレンジして食べる事があるので、


後でお醤油を出そう。。。。と、思いながら、忙しく他の事に移ってしまい、


すっかり忘れてしまったのです。


他のお料理は、とっても美味しいと言ってお替わりもして頂けたのですが、


お茶碗を下げた時に残されたちらし寿司を見て、、、、、


何てことをしてしまったんだ!!!!と、とても反省しました。




「万人に受ける味」というものについても考えさせられました。


家庭内では、段々と家族の好み等も決まってきます。


お友達を呼ぶ時も、普段レストランでどんなものを食べて


美味しいと言っているかを想像し、ヒントにすることもあります。


ただ、公の場に出すお料理は、どんな嗜好の方が来るか分からずに


作ります。(シェフの方々って、凄いですね~!尊敬します)


だからこそ、100%の力とアイディアでその場その場で対処、


対応していかなくてはいけないな。。。。と、(大袈裟ですが)


肝に銘じさせられました。



そんなこんな事等を考えながら、映画上映会が始まったので、私は一足お先に失礼しました。



次回の映画会は、4月14日です。


まだ、何を料理するか決まっていませんが、


食べて頂く方々に、美味しいと喜んで頂けるように、頑張ります!

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〈番外編〉


夜のフィレンツェを一人で歩くなんて、何年振りでしょうか。。。。


会場を後にして、バス停まで向かう道すがら、


きらめくショーウインドーに見とれてしまいました。。。。




TWIN-SET




照明がドレスです!


お洋服よりも、そっちに目が行ってしまいました。





ZARA




黒の上下、私好み。(へそ出しはできませんが。。。)




レプブリカ広場の写真も。






SISLEY


ワンピースの色に魅かれて、足を止めてしまいまいた。



もうワンピースを着て出かける場所は殆ど無いけれど、


ジャケットだったらどうかしら?


きっと、一日が楽しい気分だろうなぁと、、、想像しながら。







また、今日も長ーい文章になってしまいました。


お読みいただきありがとうございました。