いやはや、びっくりである。


舅は器用な人だった。

年末恒例のお餅つき、舅は綺麗に丸餅を作った。

つきたてのお餅を姑がちぎり、舅が丸めていく。

妻も手伝うのだけれど、なかなか丸く形良く仕上がらない。

時間を掛け、ようやく仕上がった頃には

舅は3つ目を作っている。

そんな事が何年も続き「これって永遠に続くんじゃないか」と思った頃

姑が逝き、舅も年老いた。

舅に「お義父さん、今年もお願いします」と姑がいない餅つき。

姑に代わって妻が餅をちぎりる。

あれ?

どうした?

舅の手が動かない。

いや、動いてはいる。

以前の様に手早く、器用にはいかない。

一年振りの作業にそこにいた全員が固まる。

・・・、歳を取るとはこう言うことなのか。

肌で感じた出来事だった。



さて、話は変わって昨日の事。


妻は近年

電動自転車で何処へでもいく。

叔母がいた頃は30分近くかけて、叔母の家まで行った事もある。

叔母が他界してからは、スーパー・駅・パート先など近くにしか電動自転車を利用しなくなったけれど

自転車は妻の体の一部化している。

今使っている電動自転車は2台目だから15年近く、こんな生活をしているだろうか。

昨日、ふと「お散歩代わりにスーパーまで歩いて行こうか」と思い立った。

坂道を下って約20分。

買い物はトイレットペーパーだけだから、帰りも大丈夫だろう。

たかをくくった。

ほんと、たかをくくった。


行きは20分下って行くだけだから、楽勝。

トイレットペーパーを買い求め、それで帰れば良いものを

「何かお得なものはないかしら」と店内を歩き回る。

3周くらいした後、帰路。

当たり前だけど、今度は上り坂。

荷物はトイレットペーパー以外、小銭が入ったポシェットのみ。

なのにコレが辛い。


妻は毎日4000歩以上のウォーキングを欠かさない。

少しの体力低下は自覚するも、大きくは気付いていなかった。

かつて夕食やお弁当の食材、牛乳、安売りの砂糖・お菓子等両手いっぱいに持って登った坂道。

食べ盛りの息子、夫の胃に収めるもののほとんどを運び上げた。

8個入トイレットペーパーなど楽勝のハズ!

ところがである。

夕方、薄暗くなってきた坂道

登れど登れど自宅に帰り着かない。

えっ、なんで?

「脚が痛くなってきた〜」

帰宅した頃には、半泣き状態。

ど、ど、どれだけ体力が低下したんだ、、、、

自らの事なのに

びっくり〜


こうして人は日々年老いていくのか、、、、

65歳の体力、坂道を転げ落ちる・・実感している。




笑っているおばさんの写真



今日は1人で映画鑑賞。

1人で出来ることを増やして行こうと思うこの頃。