数学者・藤原正彦さんが書いた『国家の品格』という本を時々読み返します。
2006年のベストセラーで当時話題になりました。
そのあとに『女性の品格』などが続きましたよね。
藤原さんは大変ユーモアのある文章を書く方で私にとって好感度大

(男女問わずユーモアのセンスがある人が大好きです)
時々コラムなどを読ませていただくのですが、真面目で大事なことについて、ユーモアを交えて書いていらっしゃいます。
『国家の品格』の中で、ずっと私が心の中で考えていたことが上手く表現されていた箇所があったので引用しますね。
彼は数学者、論理のプロ。
そのプロが論理について語っている箇所です。
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”論理”だけでは世界は破綻する
どんな論理であれ、論理的に正しいからといってそれを徹底していくと、社会はほぼ必然的に破綻に至る。
①論理の限界
論理を通してみても、それが本質をついているかどうか判定できない。
②最も重要なことは論理で説明できない
人殺しは悪いこと?論理でどやって説明する?
③論理には出発点が必要
出発点は論理的帰結ではなく常に”仮説”である。
この”仮説”を選ぶのは論理ではなく、主にそれを選ぶ人の情緒である。
情緒とは、論理以前のその人の総合力と言える。
・・・
最悪なのは『情緒力がなく、論理的な人』。
情緒力を体に刷り込んでいない人が駆使する論理は、ほとんど常に自己正当化に過ぎない。
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最後の2行を読んだ時、ヒトラーを思い起こしてしまいました

情緒力のほとんどは、おそらく家庭教育によって育まれるものなんだろうな・・・と思いました。
一部学校や職場でも育まれると思いますが・・・
藤原先生は、家庭教育の重要性を説いているような気がしてなりません。