石井万寿美  まねき猫ホスピタル 食事療法  がん 丸山ワクチン 高濃度ビタミンンC点滴 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

年齢を重ねるとてんかんなどの発作を起こすが多くなります。

もちろん、抗てんかん薬を飲ますことは、大切です。

 

でも、抗てんかん薬を飲ますと動きが緩慢になったり、倦怠感を持つようになります。

【ナイアシンアミド】

ビタミンB群であるナイアシンアミドを内服すれば、抗てんかん薬を減らすことができます。

量はその子の症状を見ながらです。

 

【ビタミンE】

 

人の医学では、てんかんの発作の子は、ビタミンEの血中濃度が低いことが知られています(351)。人医療では、1日400IUを投与するそうです。

 

🐶 犬のビタミンE必要量

■ 成犬

  • 約30 IU/kg(フード1kgあたり)
    ※乾物(DM)ベース

これは AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準です。

■ 子犬・繁殖期

  • 基本は成犬と同様(30 IU/kg)

  • 高脂肪食では酸化ストレスが増えるため、やや多めに必要になる場合があります。


🐱 猫のビタミンE必要量

■ 成猫

  • 約30 IU/kg(フード1kgあたり)
    (AAFCO基準)

■ 子猫・繁殖期

  • 同様に30 IU/kgが基準

猫は多価不飽和脂肪酸を多く含む食事を摂る場合、ビタミンE不足になると
👉 黄色脂肪症(イエローファット病)
を起こすことが知られています。

注意点

  • 脂溶性ビタミンなので過剰投与には注意

  • 抗凝固作用があるため、高用量では出血傾向に注意

 
【マグネシウム】

犬や猫のマグネシウム(Mg)必要量は、主に AAFCO の栄養基準が参考になります。乾物(DM)ベースで示します。


🐶 犬のマグネシウム必要量

■ 成犬

  • 0.06%以上(DM)

■ 子犬・繁殖期

  • 0.06%以上(DM)

👉 例:フード1kg(乾物)中に0.6g(600mg)以上

■ 体重あたりの目安(維持量)

  • 10~15mg/kg体重/日


🐱 猫のマグネシウム必要量

■ 成猫

  • 0.04%以上(DM)

■ 子猫・繁殖期

  • 0.04%以上(DM)

👉 例:フード1kg(乾物)中に0.4g(400mg)以上

■ 体重あたりの目安(維持量)

  • 8~12mg/kg体重/日

🐱 猫の注意点

  • マグネシウム過剰 →
    **ストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム結石)**のリスク上昇

  • ただし現在は「尿pH管理」のほうが影響が大きいとされています

🐶 犬では

  • 重度不足はまれ

  • 利尿薬使用、慢性下痢、糖尿病で低Mg血症に注意


【有機ゲルマニウム】

有機ゲルマニウムは、抗てんかん作用があります。
他のビタミン剤を飲まないでも、これだけで発作が収まっている子もいます。
 
まとめ
・ナイアシンアミド
・ビタミンE
・マグネシウム
・有機ゲルマニウム
 
このようなサプリメンが効果が期待できます。
 
【飼い主さんのできること】

 

てんかん発作を起こしている子では、このようなサプリメントを併用することで、抗てんかん薬の量を減らせる可能性があります。

ただし、自己判断で薬を減らしたり、適切でないサプリメントを使用したりするのは危険です。必ずかかりつけの獣医師にご相談のうえ、治療方針を決めてください。