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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。


油脂について、昨日に続き勉強しましょう。

 

なぜ、油脂が大切か?

細胞膜は、油脂が関係あるからです。

 

オリーブオイルは、「オメガ9」が主体です。

もう少し整理すると👇

  • 主成分:オレイン酸(オメガ9系脂肪酸)
    → 全体の約70%以上

  • オメガ3:ごく少量

  • オメガ6:少量含まれる

オメガ9の特徴

  • 体内で合成できる脂肪酸(必須脂肪酸ではない)

  • 抗炎症作用

  • 悪玉コレステロール(LDL)を下げやすい

  • 血管・心臓の健康を守る

医療的な視点では

オメガ9は

  • 慢性炎症のベースを下げる

  • 腸内環境や代謝を安定させる
    という点で、がんや慢性疾患を考えると“使いやすい油”です。

ただし
👉 オメガ3(EPA・DHA)とは役割が違うので、
「炎症を抑える目的」では、オリーブオイル+オメガ3の併用が理想的です。

 

 

オリーブオイルの選び方
エクストラバージン精製オリーブオイルは、同じ「オリーブオイル」でも中身はかなり違います。


エクストラバージンオリーブオイル

  • 製法:化学処理をせず、低温で圧搾(コールドプレス)

  • 香り・味:オリーブ特有の香りや辛味、苦味がある

  • 栄養

    • ポリフェノールが豊富

    • 抗酸化・抗炎症作用が強い

  • おすすめ用途
    生食、仕上げがけ、低温調理

👉 「油=栄養」と考えるなら、基本はこちら


精製オリーブオイル(ピュア・ライトなど)

  • 製法:脱臭・脱色などの精製工程あり

  • 香り・味:ほぼ無味無臭

  • 栄養

    • ポリフェノールはほとんど残らない

  • おすすめ用途
    高温調理、揚げ物

👉 「油=熱に強い調理素材」として使う油


医療の視点からひと言

  • 慢性炎症・がん・腸内環境を意識するなら
    エクストラバージン一択

  • 量よりも「質」が重要
    → 小さじ1でも意味がある油です

  • 必ずエクストラバージン

  • 加熱せず、少量をフードにかけるのが基本

飼い主さんのできること

 

がんのもふもふちゃんには、

値段は少し高くなりますが

低温圧搾のエクストラバージンオイルを使ってあげましょう。