■がん 体温が上ると免疫力は上る! #葛根湯#補中益気湯 | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

 

 

 

 

 

 

 

私たちが行っているがん治療は、免疫誘導です。

免疫系が正常に動くように、治療をしています。

 

体温が1度下がると免疫力は30%下がるといわれています。

反対に体温が1度上ると、免疫力は1次的に5倍、6倍になるといわれています。

 

がんのもふもふちゃんは、免疫系を正常に動かせてもらいたいので、体温をあげる食べ物が大切になりますね。

 

カラダが冷えると

1、尿酸

2、乳酸

3、ビルビン酸

 

などの排泄も悪くなります。

 

もふもふちゃんの体温を測定すると、確かに38度ぐらいあるかもしれませんが、四肢が冷たい子が多いです。

そのような子が、なかなかがん治療が上手くいきません。

 

シニアの子も四肢が冷たい子はよくないですね。

(冷え症のチェツクポイント)

□寝ているときに四肢が冷たい

□エアコンの部屋を嫌う

 

 

などがあれば、カラダを温める食材を与えてくださいね。

 

 

●カラダを温める食材

*生姜

*シャクヤク

*棗

*シナモン

 

です。食事に混ぜるなどしてもらうといいと思います。

 

なかなか食事からとるのは、という人は、

葛根湯、補中益湯にもこられの成分が入っているので、かかりつけ医に相談してあげてみてくださいね。

 

 

●葛根湯の成分

 

 
葛根(かっこん):くずの根。くず湯の成分ですね。

大棗(たいそう):ナツメの実。
麻黄(まおう):交感神経刺激成分のエフェドリンなどを含む生薬。
甘草(かんぞう):ステロイドに似た抗炎症作用
桂皮(けいひ):シナモン
芍薬(しゃくやく):花で有名な芍薬の根
生姜(しょうきょう):ショウガ

 

●補中益湯

人参(にんじん):朝鮮人参

白朮 (びゃくじゅつ) :水分の調節をする。

黄耆 (おうぎ):浮腫を治す

当帰 (とうき) :セリ科の根、血の流れをよくする。止血作用も。

陳皮(ちんぴ):ミカンの皮、

大棗(たいそう):ナツメの実。

柴胡(さいこ):セリ科の根、圧痛を抑える。

甘草(かんぞう):ステロイドに似た抗炎症作用

生姜(しょうきょう):ショウガ

升麻(しょうま):ステロイドに似た抗炎症作用


漢方薬は、西洋薬を使うよりも極めて微量で有効なのです。

自分の判断で使わず、漢方薬といえども薬なので、専門医の元から処方してもらいましようね。

長期の服用は、肝臓疾患とかにもなりますので。

 

(飼い主さんのすること)

□もふもふちゃんが冷え症とかどうか知る

□がんの子は、カラダを温める食材を与える。

□がんの子は、カラダを温める漢方薬を専門医と相談する。

 

 

 

今日の参考文献は以下です。