老舗チョコレート店Vestri のお手伝いを始めてからはや一ヶ月。
仕事にも少しずつ慣れてきたところで、やらかしてしまった。
まさかの90%オフ事件である。
日本の皆さま
おはようございます。
フィレンツェ店では10月に入ってからはジェラート販売は終わったので、
小さいコーンに綺麗に盛れなくて、ハラハラすることはなくなった。
こちらの修行は来年のジェラートシーズンまで持ち越されることになる。
色々なことに少し余裕が出てきて、調子に乗っているわけではないけれど、
この仕事、意外と大丈夫だな!
なんて思い始めた頃に、足元をすくわれる。
ミスは何事にもつきものだが、
笑える大馬鹿ミスをやらかしてしまった。
日本からのカップルに対応していた時のこと。
チョコをあれこれ、トータル41.5ユーロお買い上げいただいた。
カードで支払われ、レジのレシートを通常通りお渡しした。
カードの控えは店に保管し、お客様にはレジのレシートをお渡しするのがここのやり方。
そのため、レシートをお渡しする段階では間違いに気づけなかった。
レジには41.5ユーロと打っていたのだが、カード控えは4.15ユーロとなっていた。
途中で気づいて
ひぇー
と青くなった。
結局、差額は自腹をきって重複ないように合わせたのだが、
なんとも、とほほ、な気分となった。
4.15ユーロだったらVestriの板チョコ一枚ぶんにも満たないのだから、
90%オフの大放出‼️
あのカップルに素敵なプレゼントをしたことになる!
と、出ていったお金に前向きな意味づけをしようとしたが、
中々、気分転換は難しかった。
同僚や次女からの励ましもあり、
立ち直りは早かったが、
痛い目にあったことで、
その後はしっかり取引前の画面と、印刷後の明細額を確認するようになった。
ワンオペで次から次へとお客様が待っていると、
その辺りが疎かになっていたのだが、
その日からは、少々遅くなろうと、マイペースで確認するようになった。
いやはや、ひゅっと気が緩んだ時に、魔は襲ってきますね。
慢心せずに、いつも気を引き締めて仕事に当たらねば!
と自分に言い聞かせた出来事でした。
チョコレート店での仕事は、始めてみると
結構好きな仕事だったかもしれない!
と、ラッキーに感じている。
接客は楽しいし、
品質が良いものを提供するので、説明にも熱がこもる。
味見してもらって、喜ばれると
なおさら嬉しい。
最初からここのチョコレートを買う気満々で来られる方が多いので、販売も難しくない。
美しいチョコレートをショーケースに並べたり、
箱詰めしてリボンがけする作業も
実に楽しい。
チョコレートであろうとジュエリーであろうと
綺麗なものを扱っていると、
幸せ気分になってくる。
どんどん売れていくと、補充の箱詰め作業もペースアップする。
お客様のご要望のチョコを箱詰めしていくこともあり、
会話しながら、ダークチョコレートがお好きだったり、ミルクチョコ重視だったりと
人の嗜好は、様々だと
当たり前ながら実感する。
辛党で甘いものは好きではない私だが、
ここのダークチョコレートは本当に美味しくて、今チョコの世界に引き込まれつつある。
最近入ってきた白トリュフ入りのダークチョコレートコーティングなど、
なんとも不思議で好みなお味。
ピンクペッパー入りのチョコもスパイスが効いていて、ワインにも合いそう。
オレンジピールも甘さ控えめで美味。
もう、スーパーで売っている市販のチョコレートが食べられなくなってきている。
これは、良いことなのか悪いことなのか?分からないけれど、
質の良い物に触れていることの事実と言える。
私の帰りを待ちくたびれている愛猫と、
一緒に少しだけ休憩をして、
夕方からは作業台に向かう。
一息ついたら、今度は彫金の時間。
こちら試作品のクオーレイヤーカフ。
テニス仲間のお誕生日プレゼントにどうかな?
と思いながら、オーダー品制作の合間に作ってみる。
Vestriの仕事が、私の暮らしの中に入ってきて、
彫金作業、テニス🎾
との兼ね合いが難しいのは事実だが、
今のところ、中々良いペースで進んでいる。
欲をいえば、もう少し制作時間を増やしたいが、
休憩時間を削ると、体力消耗が半端ないので、
身体と相談しつつ。
日々のフィレンツェの光や時間の中で、ひとつひとつ手作業で制作しています。
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