冬野菜が食卓を飾る日々。
メルカート(市場)でも、カーヴォロ ネーロ(黒キャベツ)や、チーマ ディ ラーパ、プンタレッラなどの冬の野菜が、どんどん出回るようになってきて、
食卓もいっきに冬野菜メインになる。
上の黒キャベツを使って、トスカーナ料理リッボリータや豆類と一緒に煮込んだスープを作ることも多くなってきた。
そして下のプンタレッラには、アンチョビとニンニクを刻み、オリーブオイル、ビネガーと混ぜたソースでいただく。
プンタレッラの苦味がなんとも言えず、お酒が進む。
本日もお客様
本日は、主人の友人が食事にやって来た。
冬野菜をいっぱい使っての家庭料理でおもてなし。
ゴルゴンゾーラとイチジクの組み合わせが絶妙なのだが、
メルカートからイチジクは消えてしまっているので、イチジクのかわりに、洋梨を使ってブルスケッタを作る。
ゴルゴンゾーラをバケットに塗り、洋梨を乗せ、刻んだクルミをパラパラと散らしてみた。
ゴルゴンゾーラ嫌いの次女用には、ツナマヨを用意する。
プリモピアットは、黒キャベツと色々な種類の豆の入ったスープ。
セコンドピアットは豚塊肉を牛乳とカレー粉を入れて煮込んだもの。
これらを用意していたのだが、実は主人の友人は、乳製品を温めたものが、食べられないということが、テーブルのついてから分かる。
主人は知っていたようだが、すっかり忘れていたらしい。
ということで、上のゴルゴンゾーラもバケットをオーブンで軽く焼いてから乗せていたので、これもあたたかい乳製品になる可能性もあったが、
主人の友人はとりあえず、トライしてくれた。
豚肉に関しては、内側のソースがかかっていないところを試したところ、結局何度もおかわりしていたようなので、
良かった良かった!
となる。
よくよく聞いてみると、アレルギーや持病で控えているのではなく、
単純に温めたチーズなどの乳製品が苦手だということだった。
いい年をして、まるで子供みたいである。
しかし、人を家に呼ぶときは、苦手なものや、食べられないものをあらかじめ聞いておく必要があると、つくづく感じる。
子供の場合、聞くのだけれど、
大人もベジタリアンなどの人もいるわけだし、せっかく用意して、食べてもらえないのは、
やはり残念だから。
さて主人の友人との夕食は、おしゃべりが尽きず、スローフードとなる。
勉強しなくてはいけない長女が消え、
そして眠くなった次女が消えても
まだまだ話は佳境に入る。
私はあらかじめ主人に言っておいたのだが、大ファンであるチチパスのウィーンで開かれているATP500の試合が始まったら、そちらをちょっと見たい!
お客様がいるので、無礼だと思い、最初は控えていたのだが、
お料理も全て出したので、子供と私のお皿は片付け、キッチンに下がった。
そこでiPadを見ながら、後片付けをする。
一度見始めると、やはり止められない。
片付けが終わって、皆のグラスにワインを注いで、そのまま別室で試合を見続けた。
食卓ではまるで口論になっているかのような政治談義。
私は私で良いプレーには拍手し出す。
時折ワインチェックに行き、試合状態を伝え、私もワインをいただいて、再度試合観戦。
「やったぁ!勝利!」
と言って食卓に戻るつもりが
この日は落胆の結果となり、肩を落として再びおしゃべりの輪へ。
この頃には声を荒げていた政治談義も収まり、再び静かにおしゃべりは続く。
と、主人の友人を招いても、気楽な時は、こうやって、自分の好きなこともしている。
もちろん、お皿も下げずに、ずっと食卓でお話しする時がほとんどだが、
翌日、子供の学校があることなど、皆さん事情が分かっているので、
ある程度の時間になったら、片付け始めるのは了解済みである。
がんばりすぎると、続かないので、
やるべきことと、自分の好きなことのさじ加減が大切である。
こうやって私がテニス観戦していても
「失礼だ!」
などと怒る男性陣たちではないのが、大変ありがたいことである。
特別がんばって一度、招待するよりも
こんな感じでも、何度も来てもらう方が主人も嬉しいのである。
パートナーシップは、
やっぱりお互いを尊重し合うことが大切だと
つくづく思う。
一人が我慢するのは禁物!
お互いの妥協点を見つけることが、かなり重要な気がする夜更けであった。
今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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