がんばりすぎず人を招くこと | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。


冬野菜の黒キャベツと愛猫



冬野菜が食卓を飾る日々。


メルカート(市場)でも、カーヴォロ ネーロ(黒キャベツ)や、チーマ ディ ラーパ、プンタレッラなどの冬の野菜が、どんどん出回るようになってきて、


食卓もいっきに冬野菜メインになる。


上の黒キャベツを使って、トスカーナ料理リッボリータや豆類と一緒に煮込んだスープを作ることも多くなってきた。


そして下のプンタレッラには、アンチョビとニンニクを刻み、オリーブオイル、ビネガーと混ぜたソースでいただく。


プンタレッラの苦味がなんとも言えず、お酒が進む。





本日もお客様


本日は、主人の友人が食事にやって来た。


冬野菜をいっぱい使っての家庭料理でおもてなし。


ゴルゴンゾーラとイチジクの組み合わせが絶妙なのだが、


メルカートからイチジクは消えてしまっているので、イチジクのかわりに、洋梨を使ってブルスケッタを作る。


ゴルゴンゾーラをバケットに塗り、洋梨を乗せ、刻んだクルミをパラパラと散らしてみた。


ゴルゴンゾーラ嫌いの次女用には、ツナマヨを用意する。




プリモピアットは、黒キャベツと色々な種類の豆の入ったスープ。


セコンドピアットは豚塊肉を牛乳とカレー粉を入れて煮込んだもの。


これらを用意していたのだが、実は主人の友人は、乳製品を温めたものが、食べられないということが、テーブルのついてから分かる。



主人は知っていたようだが、すっかり忘れていたらしい。


ということで、上のゴルゴンゾーラもバケットをオーブンで軽く焼いてから乗せていたので、これもあたたかい乳製品になる可能性もあったが、


主人の友人はとりあえず、トライしてくれた。


豚肉に関しては、内側のソースがかかっていないところを試したところ、結局何度もおかわりしていたようなので、


良かった良かった!

となる。


よくよく聞いてみると、アレルギーや持病で控えているのではなく、


単純に温めたチーズなどの乳製品が苦手だということだった。



いい年をして、まるで子供みたいである。

しかし、人を家に呼ぶときは、苦手なものや、食べられないものをあらかじめ聞いておく必要があると、つくづく感じる。

子供の場合、聞くのだけれど、

大人もベジタリアンなどの人もいるわけだし、せっかく用意して、食べてもらえないのは、

やはり残念だから。

さて主人の友人との夕食は、おしゃべりが尽きず、スローフードとなる。

勉強しなくてはいけない長女が消え、

そして眠くなった次女が消えても

まだまだ話は佳境に入る。

私はあらかじめ主人に言っておいたのだが、大ファンであるチチパスのウィーンで開かれているATP500の試合が始まったら、そちらをちょっと見たい!


お客様がいるので、無礼だと思い、最初は控えていたのだが、

お料理も全て出したので、子供と私のお皿は片付け、キッチンに下がった。

そこでiPadを見ながら、後片付けをする。

一度見始めると、やはり止められない。

片付けが終わって、皆のグラスにワインを注いで、そのまま別室で試合を見続けた。

食卓ではまるで口論になっているかのような政治談義。

私は私で良いプレーには拍手し出す。

時折ワインチェックに行き、試合状態を伝え、私もワインをいただいて、再度試合観戦。

「やったぁ!勝利!」
と言って食卓に戻るつもりが

この日は落胆の結果となり、肩を落として再びおしゃべりの輪へ。

この頃には声を荒げていた政治談義も収まり、再び静かにおしゃべりは続く。

と、主人の友人を招いても、気楽な時は、こうやって、自分の好きなこともしている。

もちろん、お皿も下げずに、ずっと食卓でお話しする時がほとんどだが、


翌日、子供の学校があることなど、皆さん事情が分かっているので、
ある程度の時間になったら、片付け始めるのは了解済みである。

がんばりすぎると、続かないので、

やるべきことと、自分の好きなことのさじ加減が大切である。


こうやって私がテニス観戦していても

「失礼だ!」
などと怒る男性陣たちではないのが、大変ありがたいことである。

特別がんばって一度、招待するよりも

こんな感じでも、何度も来てもらう方が主人も嬉しいのである。



パートナーシップは、
やっぱりお互いを尊重し合うことが大切だと
つくづく思う。

一人が我慢するのは禁物!


お互いの妥協点を見つけることが、かなり重要な気がする夜更けであった。



テッセン ペンダント 925シルバー西洋彫り


今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。



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