再びロックダウンのイタリア、価値観の変化に共に流れる | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

イタリア全土で再びレッドゾーン(外出制限)になる前日は、雨模様。

その前の日も、この日もテニスコーチからレッスンの連絡を受けていたにもかかわらず、

実現できず、少々落胆気味ではあったが、

イエローゾーンの最終日は予定がいっぱいだった。

職場に少しだけ顔を出して、新しいサイトの手伝いをする予定、


イタリア書房で主人と子供へのクリスマスプレゼントも付け加える。

「鬼滅の刃」のアニメに完全にはまってしまった私と次女。

日本語の漫画が読みたい!
という彼女の希望には、答えられなかったが、イタリア語版の漫画を見つけたので、

ひとまずそれを選んでみる。

主人には、久しぶりに日本文学の本をと思い、

太宰の短編があれば、特に「御伽草子」などと思っていたのだが、

既に売れてしまっていたようで、近代作家の短編集にする。

中学校の長女が今年の日本の教科書で読んでいた「走れメロス」が入っていた。

その他、文豪、夏目漱石、詩人宮沢賢治などに加えて、夢野久作なども入っていて

そこには私が惹かれたけれど、さあ私の語学力で読めるだろうか?

夕方からは友人と、眺めの良いカフェCaffè del Veroneで待ち合わせをしたが、

コロナ禍の元、前回に引き続き、閉まっていた。

ということで、友人とフィレンツェ中心部に向かって歩き、クリスマスのイルミネーションを楽しみつつ、

どこか見つかれば入ってみよう
ということにした。





このイルミネーション、今は人がわんさかいるが、明日から誰もいない通りで、
華やかな光を放ったままでいるのだろうか?







誰かに見られるということを念頭に置いたものが、その役割がないとすると

どういう意味づけが残るのだろうか?

ふとそんな思いがよぎる。

もう一軒以前からよく使うカフェも、夕方だということで、すでに閉店だった。

半ば諦めかけの時に、ちょっと面白そうなお店を見つける。

フレッシュジュースのメニューが多い。

軽食や、ワインも飲める感じだったが、

本日はカプチーノとシナモンロールでほっこりと優しい気持ちになり、




しばし友人とのおしゃべりを楽しむ。

お店のお兄さんも大変感じが良くて、また行きたいカフェとなる。





家にこもりっきりでいると、こうした発見さえできない。

レッドゾーンになるとまた動くのが億劫になるからと、

その後、手帳を買おうとモレスキンのお店に寄ってみたが、店の外まで列ができていて

やめにした。

手帳ならば、並んでまでその日に買う必要はないから。

きっとみんなクリスマスプレゼントを駆け込みで買うのだろう。


ここのところ、外に出る日と、出ない日の、一日の密度が異なる気がする。

きっと出る日には、まとめて色々なことをこなすからだろう。

出ない日は、あれ!
今日何してたんだろう?

私何もしないで過ぎていった気がする?

などとネガティブな気持ちさえわき起こることもある。

でもよくよく考えてみると、
色々なリズムを体験して、

その中で、自分のベストのリズムを見つける時間なのかもしれない
と感じる。

今までとは異なる世界が始まって、価値観の変化が起きているとすれば、

その変化にあがなうよりも、共に流れていくほうが順当だろう。

美しいフィレンツェのイルミネーションも新しい価値観のもと、人に見られなくても気品高く、輝き続けているのかもしれない。


クベット ショートペンダント18Kイエローゴールド ラピスラズリ


今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
 
 
 
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