コロナ第二波によるソフトロックダウンがじわじわ | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

再び寂しい雰囲気がじわじわと広がりつつあるフィレンツェの街。

一週間前に、次女の日本語教室があった時は、それでもまだ人の動きはあるように感じていた。


それが少しずつ少しずつ、真綿で首を締められるように

規制が強くなってきた。

美術館、図書館も閉まる。

そして土日は、薬局、食料品店など必需品を売るお店以外は開けられなくなった。

高校は、週二回だけ登校だったのが、完全にリモートでの授業となった。


次女の日本語教室の授業の間、自転車でフィレンツェ中心部を走る。

アジア食材店できれている醤油や、次女の好きなうどんなどを補充する。

そしてわが家の必需品である精油ラヴィンサラ もいつものお店で購入しておく。


メルカートチェントラーレ(中央市場)近くのアジア食材屋の前のエノテカでは、

いつも、入るのに行列のできるトラットリアの店長さんが、やはり近辺のイタリア人たちとワイングラスを傾けておしゃべりしていた。

私が留学当初の頃から流行っていたお店で、若かった彼ももういい年である。
(私も人のことは言えない。あれから20年近くたっているのだから!)

「繁盛店であっても、このコロナの影響はきついだろうなぁ。」

再び営業時間に規制がかかってきているので、苦しかったところをしのいで、営業しているところは大打撃であろう。


人ゴミをかき分けて、自転車で走るのが面倒なので、

通常ならば歩きでうろつくのであるが、

今日は自転車でも楽チンにスイスイと動ける。

中央市場前の屋台も消えていた。

お店が閉まると同時に、フィレンツェの街からまた人の足が遠のいていく。

突如、心の中に冷たい風が吹き抜けていくような

そんな空虚感が広がっていく。


サクサク買い物ができたので、時間が余る。


barかパブに入って一息つきたいところだが、18時に閉まるので、ほんのちょっとしかいられない。

残りの待ち時間をストロッツィ宮殿の外壁の前で過ごすことにする。

こちらは外壁の一番下部分が突き出しているので、座ることができ、

みんなベンチがわりに腰掛けて、そこでパニーノなどを食べている光景をよく目にするのだが、

私も空いた時間、
ここでぼーっとしたり
ブログを書いたり読書をして、授業の待ち時間を過ごすことがある。

向かいのColle Bereto


も、アペリティフを楽しんでいた人々が




18時を境に、ウェイターのお兄さんの片付けの様子に変わる。





本来ならば、おしゃれした人々がアペリティフとおしゃべりに興じる時間が、近くなる頃だというのに…

コロナ感染拡大の第二波の現実を目の当たりにしながら、

世界の先行きに想いを馳せる。

今のところスペイン風邪の第二波、第三波の時のように、

ウィルスの威力は高まっていないようなのが、唯一の救いである。

目の前に広がる観光都市フィレンツェの光景を、現実のものと捉えるのが、

苦しい。

やはりドゥオモの前には、その美しさに驚嘆するように眺める人々や、

写真撮影に余念のない人々で

ごった返しているのが、あるべき姿だと思う。

そんな日が帰って来ることを、今日も切に願った。


オンダ イヤーカフ 925シルバー 

それでは、今日も最後まで、読んでくださり、ありがとうございました。





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