少し休憩してから、家族みんなで散策に繰り出す。
行き先は先日のブログでも触れたMonte Morello
午前中は主人、リモート授業、
私、商品梱包と彫金作業、
と為すべきことをこつこつと終えていた。
3時前から出発したので、おやつと水筒、敷物、本、トランプを持参しただけ。
「ええ!ピクニックじゃないの⁉︎」
とちょっとがっかり気味の次女だったが、
時間的におにぎりなどを食べる頃ではない。
美味しい空気を吸って、ゆっくりゆっくり歩みを進める。
優しい緑色が目にしみる。
適当なところにシートを敷いて休憩。
スナック菓子を食べて、それぞれが持って来た本を読み始める。
長女はぼんやりと森林浴をしている風情だった。
何にもしない時間。
無目的なひと時。
シートをたたんで、探検隊を装い、道無き道を行く。
大きな木の枝を、杖代わりにして足元を確認しながら、次女が先頭を行く。
次女のテンションが一気に上がるのが分かる。
こんなところで迷うはずはないけれど、
家族一丸となって森の中を進んでいる感覚が、
冒険譚のような雰囲気を醸し出す。
途中から整備された道に下りて、傍に咲く草花を観察しながら歩く。
無数の蝶が花の上でひらりひらりと蜜を吸う。
次女の背よりも高い、アザミの種類のような植物が、すっくと立っていた。
ただ歩いて、
草花の色かたちに見入るだけの時間は、
心を柔らかくさせる。
コロナにより、以前ほどスピード感のある中での仕事ではなくなった。
この速度で生きることが、
心地良いのでは?と感じつつも
これで良いのかな?と、不安に感じている人も多いだろう。
イタリアは、3月のロックダウンからそのまま夏休み、ヴァカンス期間へと進んで行ったので
ジレンマを感じている人たちは山ほどいる。
こうやって自然の中にいると、不安も静かにとけていく気がする。
草花や蝶や虫、
生きとし生けるものの、ささやかな営みを見つめるだけで、
生きとし生けるものの一員であるわれわれも
これでいいんだ。
今いる場所で自分の花を咲かせるだけで!
という当たり前のことに気づく。
無目的な散策や散歩は、こわばった体や心をといてくれる。
自分のために
家族のために
一見無駄だと思われそうな時間の使い方を、
レジャーの一環として組み込まれることを、おすすめしたい。
それでは、今日も最後まで、読んでくださり、ありがとうございました。
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