図書館の子供セクションで素敵なイタリア語本に出会う〜〜 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

朝からメルカート(市場)へ行って、新鮮な野菜と果物を買う。

色とりどりのイタリアのフルーツは、久々に見ると目の保養になる。

これらを食べると、体も新鮮なエネルギーが満ちてきそうだ。

その後、連れ立っていた次女の行きたい場所、公園に赴くと

こちらもまた、昨日の図書館同様、閑散としている。

その少ない子供や親たちが発する言葉は、イタリア語ではなく、
明らかに旅行者だと分かる。

この感じが私は結構好きだ。

次女は、知り合いが誰もいないと
駄々をこねる。

ひとしきり、ブランコを独占し、真っ青な空に飛んでいきそうなほど高くこぐ。

そして友達がいないと、ぶつぶつ言いながら帰途につく。

学校の仲良したちにメッセージを送るが、
「今空港で、これから発つところ。戻ってきてからね〜〜」

とか

「今、海です!」
などの返事が来る。

仕方ないよね。私たちだって1ヶ月以上日本で楽しんで来たんだから。

午後からはお決まりの図書館。



お天気が怪しくなり、ごろごろと雷が鳴り出す。

暑くてやっていられなかったのが、嘘のように、涼しい風が吹き始める。

上階で自分の本も物色したいなぁと思いながらも、なんだか腰が重くて、
子供のセクションで次女と過ごしていた時にふと一冊の本が目についた。

子供用の本だが、バレエダンサー、ルドルフ ヌレエフの自伝だった。



次女が横でお絵かきをしている間、少しだけ読むつもりが、どんどんとのめり込んでいった。

お姉さんたちについて行っていたバレエ教室。
見ているだけで、どんどん吸収する。

戦争のどさくさで、見たこともなかった突然帰ってきた父は、自分と全く正反対。

バレエ教師に才能を見出され、彼だけが授業料免除。

読み進めるうちに、次がどうなるかとやきもきし始める。


新刊であろうまっさらな本。

少年少女に手に取ってもらおうと、司書さんが分かりやすい場所に表紙を正面にしてディスプレしてあった本。

借りるのはちょっと気がひける気もしたけれど

「そんなに面白いんだったら借りたら!」
と次女。

上に上がって、大人用の本を借りようと思っていたけれど、

久々に浸かるイタリア語は、少年少女用から再スタートしても良いではないか!

そんな気になり、大切に家に持ち帰る。

良い本に出会った時は、心が軽やかに小躍りする。

これは、ずっと昔からのこと。


子供と過ごす時間も、ちょっとのアンテナで自分の感受性を刺激するものに出会えるものである。


この出会いに感謝の気持ちがわいた夕方となる。


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それでは今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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