ローマからボローニャへ向かう電車、イタロ(電車)のフィレンツェ駅停車時に友人に手渡すものがあった。
その友人とはオペラ歌手でイタリアのテレビでも大活躍の藤井泰子さん。
彼女のInstagramはこちら
私のフィレンツェ留学当初、18年前くらいに知り合った。
当時からすると、お互いというか、彼女は特にだろうが、予想以上の現在を生きている気がする。
私のVersiColori の作品を郵送する予定が、
フィレンツェを通るから手渡しも可能⁉︎
という彼女の案に、私も大ノリになった。
少しでも会えて話ができるというのには、心踊る。
お届けした品はフィオル ダ フィオーレのブルーアゲートのペンダントと
彼女の華やかな姿を一層引き立ててくれることを願う。
駅には早く着いたが、私は発着時間が随時動きながら表示される、あの電光掲示板というものを見るのはあまり得意ではない。
到着ホームを確認して時間があれば、カフェでもしてから行こうと余裕綽々でいたくせに、
電車の番号を見つけ、そこにホーム番号の点滅の代わりに、25分遅れ
という表示があった時、
どうしてか、即座にホームに行こうと決める。
そして昔はなかったチケットコントロールのところで、理由を話す。
「友人がこの電車に乗ってボローニャまで行くのだけれど、渡すものがあるんです。」
「規則では通せないんだけど、まあ仕方ない。行っていいよ。」
と言われ、通してもらえた。
大きな駅では設けられているこのシステムを、昔からイタリアに住んでいる私たちは、忘れがちになる。
通してもらえたから良かったものの、ここで全ておじゃんになる可能性も大だった訳だ。
ルールがあっても抜け道があるこの国では
何事もトライが大切である。
さてホーム近くに来てから、再度電光掲示板をチェックすると、
ようやく25分遅れという内容が納得行き始め
早まったことを悔やむ。
せっかちだとこういうことが、多おにしてある。
カフェを飲んでゆっくり一息着きたいところだが、再度コントロールを通過できるという保証はどこにもない。
結局ホームで30分ほど待つことを決め、
黙々とブログを書き出す。
しかし、電車が遅れるということは、次女の迎え時間に間に合うかどうかという問題が、
今度は浮上して来た。
はっと気づき、日本語教室に電話をして事情を話す。
Yasuko さんからのメッセージが入り、ふと顔を上げ電光掲示板を見ると、空白だったホーム番号のところに、10と出ていた。
大慌てで走る。
彼女の乗っている車両もチェックしながら走って、その辺りに向かうが、
誰もホームには降りていない!
え、どうしよう。
何度もホームを行ったり来たり。
イタロの車掌さんに尋ねようかと思ったが、とりあえずYasuko さんに電話してみた。
すると、
「今到着するところ、すぐ降りるからね〜〜」
ということだった。
そう、私は10番ホームだと思い込んで横の11番ホームに停まっているイタロ(電車)の前で、右往左往していたのである。
これもよくあることなので、
別にそんな自分に驚きもしない。
ほっとした瞬間に電車はホームに入って来た。
そして彼女が軽やかに降りて来て、華やかな笑顔を見せてくれた。
ここで本当に安堵のため息。
大輪の花が咲き誇るような笑顔を見ると、今までの茶番劇が本当に笑えて来た。
そして一気にリラックスできた。
機関銃のように近況を話す。
尽きない話は山ほどあるが、
しかし、次女のお迎えの時間との関係があるので、
ほんの数分だけ邂逅を楽しみ、分かれた。
そしてまた駅地下道を走りに走り、自転車をかっ飛ばして次女を迎えに行った。
昨年末に立てた誓い
「今年は熱く、しかし優雅に〜〜」
だったはずだが、後半の優雅に〜〜には
なかなか程遠い私だった。
それでは皆さん、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました

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