全てを緩める生活が現代人には必須! | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

怠惰な海の生活スタート。


早朝起きだして、作業台に向かう必要もない。

ラジオ体操もない。

なんの時間割もない。

これして、あれしてのTo Do リストからの完全解放。

好きなことだけする時間。

前日もスポーツをし、ワインをしっかり飲んだので、

皆が起きだしたのは、午前11時ごろ。

日頃の疲れがたまっていたのか、気づくと太陽はもう高い位置にあった。

海辺の生活の出だしとしては、かなり遅めのスタート。

でもここでは、好きなように心と体に従っての生活を送るので、これで良い。

ゆっくりめの朝食をとってから今日の予定を皆で話し合う。

海には行きたいが、正午から午後の暑い時間帯は避けたい。

でも主人は海で泳ぎたいということなので、彼とそれに便乗した次女は海へ向かう。

私と長女はプールへ。

誰にも邪魔されずに本の世界に没頭できるのは、なんと幸せなことか!

そしてパラソルで日陰を作って長椅子に寝転びながらの読書は、海の空気も肺の中に存分に取り込むことができる。

自分との対話の時間。

アンドレ アガシの自伝が、面白くて止まらない。

イタリア語本は、日本語本に比べると遅々として進まない私だけれど、この本は、次から次へと読み進めたくなる。



飽きれば日本語の本にするために用意万端なのに、止まることができない。

主人と次女が、海でひと泳ぎして、プールサイドに合流した。

次女もずいぶん大きくなったので、河童同然の泳ぎの長女と一緒であれば、足のつかないプールでも、子供たちだけで過ごせる。



一応プールサイドから見てはいるけれど、やはり引き続き本の世界へ。

そして小腹が空いた子供たちと、アパルタメントの敷地内にある小さな小さな公園に移る。

ちょっとだけ卓球をして、それからハム入りパニーノを食べる。
ポテチも少しだけ。

軽く腹ごしらえをしてから、再びプールへ。

またもや本の世界へ。

プールサイドは混み始めていた。
静かな時間は、舞台のシーンが変わったかのように、カラフルな水着の人々と子供たちの奇声、大人たちのおしゃべりが、さざめきあっていた。

イタリア人たちはおしゃべりが好きだ。

しかも声がかなり大きい。

聞きたくなくても話の内容が耳に入ってくる。


8月半ばは、皆がヴァカンスで海に繰り出す。

浜辺にぎっしり並べられた椅子やバスタオル。

パラソルもぎっちぎち。

どうもそういう空間は苦手だ。

なので海には早朝か、皆が帰り出す夕方を狙って出かけるが、

時にはプールサイドも同じような状況になる。

子供を主人に任せて、部屋に戻ってパスタとハンバーグの用意をする。

そして部屋でうとうと。

これまた最高の昼寝!(夕方寝)

夕方7時、イルカを持って海へ繰り出す。





夕方寝前に作っておいたパスタも持って。

ひんやりとした夕方の海の空気は何よりものご馳走だ。

遠のいた喧騒をよそに、みんなで海を見ながらパスタを食す。




これこそ海辺の生活到来。
喉越しがさらに爽やかなハイネケンも、忘れずに。


本能に従って生きるような怠惰な生活は、規制いっぱいの日常を送る現代人には欠かせないひと時。

張り詰めていたゴムを、緩めて、だらだらに、だらけたいと思う。


クベット ロング ペンダント 925シルバー

それでは皆さん、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました


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