まるで修行僧?! | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

こんにちは。


フィレンツェ物作り物語のKaorukoです。




首筋に流れる汗をふきながら、やすりがけに


いそしんでいます。


連日40度近い日々が続くフィレンツェで、まるで修行僧のように淡々と、物を形造る。














暑さのせいか、


自分が物なのか、物が自分なのか分からない感覚が


おそってくる中、もくもくと先に進む。


悪くない感覚です。





本来だと、これほど暑ければ仕事にならないと決め込み、クーラーかけてソファに寝ころび、


大好きな読書に心置きなく耽り、


やがて訪れる甘い睡魔に吸い込まれ、昼寝をむさぼる。


これは、怠惰な私にとって、


完璧な、昼下がりの過ごし方です。








では、なぜ修行をしているのか?


それは、気持ちいいから?


修行僧とは関係ないけれど、夜のビール、はたまたキーンと冷えた白ワインののど越しを待ちわびるから?





いえいえ、そうではありません。


(一日の仕事を終えた後の一杯のビールは最高ですが。)





7月いっぱいで、フィレンツェの街の、お店などが夏季休業になってしまうからです。


素材屋さんはもとより石留めの職人さん、鋳造の工場、全て





はいさようなら、


それでは9月にお目にかかりましょう。


という状態に・・・





6月末の個展で頂いたオーダー品を終えるための物などは


絶対に7月中に手に入れ、職人さんが休みになる前に、


仕上げ段階に持っていく。


そのために、私は日夜、修行僧生活。





修行明けは、私も他のイタリア人同様、夏季休業をしっかり


満喫したいと思います。





しっかり働き、しっかり休む。


そして、人生を楽しむ。





シンプルな生き方は、頭にも体にもちょうどよい感じです。


イタリア人たちの動物的な生き方をもっと学び、イタリア人になってしまう日も、そんなに遠くないかも!?