11年前の今頃は病院にいました。
出産予定日を過ぎて、じわじわと陣痛が進んできて
「おしるし」もあったのでいざ病院へ。
入院したら微弱陣痛でなかなか生まれず、
出産まで72時間かかりました。
産婦人科の病室は基本産後ママさんの休む部屋なので
生まれる前の人は絶対安静の人くらい。
なかなか生まれないってのは居場所がないのです。
微弱ったって、うー って声出ちゃうくらいの痛みは
断続的にあるわけで、がまんできるもんでもないし、
一緒にいたら戦いを終えてゆっくり眠りたいママさんたちが気の毒。
そこで陣痛室っていう、いくら苦しい声をあげてもOK!な
分娩室の隣の病室にずっといました。
7食は食べたと思います。
痛みで眠れないし、いつになるかわからないから、
食べられるときに食べて、体力は付けておこうと思った。
でも、あとから産気づいた人にどんどん先を越されていくので
分娩台に上がった時のポイントは
カーテン越しに何度も何度も聞きました。
おかげでイメージトレーニングはバッチリ(笑)
あ、波、来た来た!「アムロ、行きまーす!」ってな具合で
台に上がって30分のスピード出産でした。
でも最後、赤ちゃんの心音が弱くなっちゃったから
って分娩台の上で酸素マスク付けましたね。
子宮口がなかなか開かなくて
だから陣痛がつかなかったんだと思うのだけど、
ずっと見ていてくれた助産師さんたちは
入院3日目の夜に生まれなかったら
お母さんの体力がもう持たないから
夜が明けたら帝王切開にしよう って意見と
ここまで頑張ったんだから、下から産ませてあげたいじゃない、
もう少しねばってみよう って意見とがあったそうです。
で、ねばろう派が優勢だったので
朝になって子宮口を広げる薬と陣痛促進剤を同時に入れました。
同時に入れたのに。
陣痛促進剤は速攻で効き、
広げる方はじんわりじんわりと効いてくる・・・
陣痛MAX、普通なら即分娩台へGO!の痛みの中
1時間待たされました。
子宮口が開くまでもうちょっと待って、
もうちょっとがんばれって言い続ける助産師軍団に
もうちょっとっていつですか
子宮口なんて手で引き裂いていいから
もう産ませてくださいーおねがいですー![]()
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って点滴の針が抜けるくらいベッドの手すりにしがみついて
泣きながら訴えたけど、もうちょっとね~
って さらっと流された。
医療に従事されてる方の精神力って、ほんとうに尊敬します。
あの命がけの訴えを華麗にスルーできるプロ意識を
わたしはきっと忘れないと思う。
そんな悪魔の薬で起こしても、陣痛は陣痛。
波が引いたときにはホッとできましたが
あまりに痛みが強烈で
気を失って息をしてなかったみたいです。
で、赤ちゃんが酸欠で心音下がってる、と。
落ち着いて考えてみたら
ちょっとこわい状況だったのかもしれない。
幸い何の後遺症もなく生まれてきてくれましたが
アホっぷりが年々増すのと
母の小言がほんのちょっぴりも沁み込んでいかないのは
あの時の酸欠のせいかもしれません。
いやそういうことにしておこう。
無事に生まれてきただけでいいんだよ。
普段は文句ばっかり言ってるけど、
年に一度くらいは思い出さないと。
今年の誕生日ケーキはどんなのにしようかな~
(買いますもちろん)



