かめやま美術館は、亀山博物館に行った際に、学芸員さんに教えてもらった美術館。
別名が「浮世絵美術館」で、浮世絵に特記した美術館というわけね。
旧国道1号沿い、東海道沿いにあります。
そして、美術館の玄関前に、大きな交通安全菩薩が待っています。
おしゃれで温かいほっこり系の美術館ですが、美術館も菩薩さまも、R1号からは見ることはできません。
ところで、どうして、かめやまに浮世絵の美術館と菩薩様を作ったのかしら。
不思議だったので、学芸員さんに聞いてみました。
「東海道沿いにあるので、美術館のオーナーが、道がキーワードの美術館を作ったんですよ」ということだそうよ。
なるほど、それで交通安全の菩薩さまや五十三次コレクションがあったりするんですね。
で。わたしが訪れた日の催しは、
歌川広重の保永版の東海道五十三次
日本橋のスタートから、三条大橋のゴールまでの55枚を全部。
しかも、すべてかめやま美術館の所有作品で。
でもって、すべて原画
すべて揃えての展示は、めずらしいそうで、おもしろかったです。
そうそう、55枚に加えて、初刷と後摺が、どちらも原画で展示されてたりもしてました。
広重の東海道五十三次は、追加販売の後摺の時に、絵を(つまり版を)修正したものが何枚かあるんです。
たとえば、先日世界遺産に登録されて話題の富士山。
「川崎」の図の初摺りには描いてあるんだけど、後摺りでは完全に消えてたり。
そういうのが、原画で見比べることができました。
せっかくすべてが揃っているのでと、55枚のシリーズの傑作3枚を一度に堪能しましょう!ということで、学芸員のきれいなお姉さんに解説していただくことができました。
最高傑作といわれる「庄野」の夏の雨
「蒲原」夜の雪
あたくしが大好きな「亀山」雪晴
「庄野」は「亀山宿」の近くなので、名作3枚のうちの2つがこの美術館のご近所ということになるね。
55枚を1枚目からまとめて見て行くと、広重ブルーといわれる独特の青色。
それから、モダンな構図と色彩が際立っていて、びっくりしました。
山が直線で、シックな色に塗り分けられていて、まるで幾何学模様のカーテンのようだったりするんです。
なんだかファッション画のようで驚きました。
小難しいアート用語でいうと、キュビズムとかって呼んだりもするんですが、ピカソとかの絵にあるようなそんな感じの絵みたいでした。
あとね、「日本橋」の風景からはじまる東海道の旅。
江戸時代は、2週間ほどの旅だったらしいけど、旅の終盤から京都に到着するまでの絵がね、ものがなしい感じがしました。
そういうことも色も、まとめて原画で見ないと感じなかっただろうなと思う。
思えば、五十三次巡りが目的ではなかったのに、結局すべての東海道五十三次を見れ、交通安全の菩薩様も出迎えてくれてと、なかなか楽しい五十三次巡りになりました。
次は美人画を求めてどこかに行きたいと思います。
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かめやま美術館
浮世絵版画館
かめやま宿あんぜん文化村内
www.kameyama-anzen.co.jp/
入館時間 AM10時-17時
休館日 月曜火曜
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