おかげさまで☆
「こんな自分はダメなんだ…」から「こんな自分もいいやん♪」を見つけるきらめき筆 の みなっちです✨✨
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『ウサギとカメ』のアナザーストーリー☆
コチラの続きです😊
***episode usa***
ノロマなカメ助が、オレの元にやってきたのは、1週間前のことだった。
「ウサに、頼みがあるんだ」
そう言ってきたカメ助は突然オレに勝負を挑んできた。
「ぼくと、駆けっこをして欲しい。
真剣勝負でいいんだ。手を抜いてくれとは言わない。
ただ短い距離だと勝負は目に見えてるからね、大山のてっぺんをゴールにしよう?
お互いちょっと苦しい道になるだろうけど、ぼくは絶対諦めないから」
そう話すカメ助の瞳は、どこまでもまっすぐで。
「いや、カメ助。どう考えたって無理だろ?
大山のてっぺんまで登るのは、オレだって苦しいくらいだぜ?
まして、真剣勝負って……」
ありえないだろ?
誰よりも足の速いオレと
誰よりも足の遅いカメ助が?
そもそも、大山のてっぺんまで……コイツがたどり着ける気すらしない。
何度諦めるように言っても、カメ助は食い下がってきて、結局オレは勝ちの見えた……まるで弱い者いじめのような勝負を引き受けることになったんだ。
どうして、突然カメ助がそんな勝負を挑んできたのか。
その理由を、オレが知ったのは、勝負前日だった。
ほんとに偶然だったんだ。
カメ助とニョロ吉の会話を聞いてしまったのは。
「なぁ、カメ助。やっぱりやめよう? どう考えたって無理だよ」
「だからこそだよ! きみが無理だって思ってることだからこそ、やるんだ!
ぼくは諦めない。絶対ウサに勝って、奇跡は起こるんだって証明してやる!
きみはひとりぼっちになんかならない!
きみのことを、ちゃんとわかってくれる人が、ぼく以外にもいるんだって
ぼくが証明してやるっ!」
そんな話。
聞かなきゃ良かった。
カメ助が何のために走ろうとしてるのか。
ニョロ吉が何を怖がってるのか。
知らないまま走れたら良かった。
でも、カメ助は真剣勝負だって言ってた。
オレは、どうしたらいい?
どうするのが、正確?
本気で走るべきか、カメ助に勝ちを譲るか。
答えのない問いに、眠れないまま、オレは決戦の朝を迎えた。
***ending***に続く☆
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