先日、特別支援学校の授業参観がありました。

参観日は3日間あり、好きな日に見に行くことができるスタイル。というわけで、私はそのうちの2日間行きました。1日目は私と私の両親。2日目は私と旦那で。


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ちなみに、私と実母の関係はほぼ元通りになりました。宗教上の問題が解決したわけではないので複雑な気持ちもありますが、待っていたって絶対に解決しない問題なのでその件に関しては諦めることにしたわけです。


長男の障害と同じ。

諦めないといけないものをいつまでも諦められないと、次には進めないもの。


健常児しか育てたことのない母としては、成長する度に手がかかるようになってきた長男の大変さを改めて実感しているようで、私たち家族の手助けを積極的に申し出てくれるようになりました。私も最初は遠慮してましたが、今ではお願いする時もあります。私が年齢を重ねたことで、お互い接し方が変わってきたこともあります。

宗教がなければ、普通の母娘だったかもね。


詳しいいきさつはこちらの記事に。


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さて、授業参観に話を戻して。


1年生は廊下からの参観でした。

長男に存在を気付かれるとどうなるか不安だったので隠れて見ていたのですが、1日目は本気で隠れていなかったのですぐバレてしまいました……。我が子見たさに陰から身を乗り出しすぎたのが仇になったわ。で、案の定休憩時間になったら廊下に出てきてしまい、私に甘え出したかと思ったら泣き出して、トイレ誘導も拒否。その後もかなり崩れてしまったので、2日目はその経験を踏まえて忍者かってくらいガチで隠れて見ていました。休憩時間になったら急いで階段を降りて、身を潜めて気配を殺してました(笑)

おかげで大丈夫だったようで、先生にはご配慮ありがとうございましたと言っていただけましたが、こちらこそほんと申し訳ありません!といった感じでした。


ちなみに、うちみたいに隠れている親は他にいませんでした。手を振ったり、休み時間にじゃれていたり、みんな和やか。長男はルーチン崩れに弱いので、仕方ないね。


音楽、生単(生活単元学習)、国語・算数の三科目を見ましたが、どの授業も頑張って受けていました。


  音楽


音楽は、1年生2クラス合同授業。歌、手遊び、楽器、パネルシアターなどを順番にやっていきます。

長男は一番隅で、隣に先生がついていました。他の子は机は片付けて椅子に座っていましたが、長男は立ち歩いたり落ち着きがなくなるので前に机が置いてありました。まあ、それでも立ち歩いてたけどね。


歌や映像がテレビで流されます。長男はもちろん歌えませんし、振り付けはやりませんが、ハンカチをずっと噛みながら見ています。手遊びの時は先生に促されて、頭やお腹などを音楽に合わせて叩いていました。身体の部位は単語として理解できているみたい。すごい!将来自分の体調を伝える時に使えるよなーなんて思いました。


次に出てきた楽器は大きな太鼓2つ。リズムに合わせて叩くという課題でした。一人で叩ける子もいれば、先生の手助けが必要な子も。

さて、長男の番です。長男は無性にその太鼓を重ねたいこだわりに駆られたらしく、太鼓を抱えてもう一つの太鼓の上に乗せます。戻されても何度も何度もやります。先生に止められて、その場に泣き崩れ、怒りのあまりバチを取って太鼓を激しく叩き出します。リズムはガン無視ですが普通に叩くのは上手です。


最後はパネルシアター。順番にパネルに動物や物などを貼って物語を作っていきます。

おおっと長男、自分の番が来るのを待てなくて、隣の先生を叩き出しました!本当やめてくれ。

適切な場所に貼ることに関しては上手にできていました。向きとかはめちゃくちゃですが。


  生活単元学習


お花紙を使った感触遊びを行ないました。

これも1年生2クラス合同授業。


教室の床にはビニールシートが敷かれ、子どもたちはスモックを着ます。長男は隣に先生が付き、なぜか上靴と靴下も脱いでおり、机の上にはタオルが敷いてあります。タオルが敷いてあったのは、長男ともう一人の男の子(A君)のみでした。

察するに、この二人は汚すんだろうな。


まずお花紙が配られます。最初はちぎって破って遊びます。次に霧吹きで水をかけて感触の変化を楽しみ、最後は桶の中に水を入れてお花紙で色水を作ります。


長男、当然のように口に入れます。先生が止めます。隣のA君は騒ぐ長男の声に怒れてしまい、頭を叩く自傷行動を始めます。先生がなだめます。長男、先生が向こうを向いた隙に紙を口に入れます。先生が止めます。


いやマジで、この二人を先生一人で見るのちょっとキツくない?!


先生は4人いるのですが、見る児童は8人。それに先生のうちの一人は授業の進行役だから、子ども一人には付けない。というわけで、二人以上の児童に先生一人が付くといった様子でした。もちろん、自分でできる子や手のかからない子に対してはそんなに先生はベタ付きではありません。

先生も慌てず冷静に対応されていて感服してしまいましたが、やはり支援学校の先生は大変すぎる……。


そのうちA君は水にうっとりとして自傷はおさまりましたが、長男はどんどん食べてしまって紙も水も他の子たちの半分になってしまってました。

また、自分のところになかなか水が回ってこなくてブチ切れて、やっと回ってきた水を床にひっくり返して、他の先生もバスタオルを持ってとんでくるという騒ぎも起こしていました。


裸足で良かったね。うん。


あ、紙を口に入れてる子はちらほらいました。でも、もう給食の時間ですかー?ってくらいガッツリ食べてるのは長男のみでした(笑)


  国語・算数


国語と算数はクラス単位で行なっていました。

まずは絵本の読み聞かせ。『おべんとうバス』の絵本をテレビに映して、先生が読みます。

もちろん長男の隣には先生が付いていましたが、ちゃんと座ってハンカチを噛みながら聞いていました。


読み聞かせが終わると、お弁当の具をボードに貼っていくという課題を前に出て順番にやります。長男、張り切ってます。マジックテープでボードに上手に貼ります。


次は色や絵のマッチング。これも前に出て順番にやっていきます。その子によって難易度が変えてあり、長男はクラスでも一番易しいレベルでした。でも、できる!というのが嬉しいらしく、サクサクと課題をやっていきます。

お次は塗り絵。バナナは黄色だから、黄色のクレヨンで色を塗るというものでしたが、そのクレヨンも自分で選び取るという課題があります。先生が赤色と黄色のクレヨンを掲げて、どちらかな?と選ばせるのですが、長男にはまだちょっと難しいらしい。二回に一回しか正解してませんでした。

最後はシール貼りの課題。お手本を見て同じ数を貼るというものです。昔を思うと、シールは狙ったところにとても上手に貼れるようになりました。これは園で出席ノートに毎日シールを貼っていた成果かなと思っています。


他の子は数字の課題もやっていました。長男は数字の概念の理解はまだ難しいので、その時間は先生に別の絵本を読み聞かせてもらっていました。とても嬉しそうに絵本を見ていて、何だか愛おしくなりました。


ひらがなも数字も理解できないけれど、ちゃんと理解できる課題が与えられて、何より教室で座って取り組めていることに感動しました。


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授業参観に行ってみて、長男はやはり特別支援学校の中でも手のかかる方の子だなと感じました。知的障害の重さ、特性の強さ(こだわり、待てないなど)、情緒の不安定さ(怒りっぽさ、手が出るなど)など総合的に見るとどれもそれなりかな。先生もずっと付いてたし。

でも、本人は学校は楽しいみたいだし、先生には懐いてるし、教室から逃げ出すこともなく45分間という長い授業を受けることができている。ここまで重い障害のある子も受け入れて、等しく教育を施してくれる。ありがたいとしか言いようがありません。


長男も学校を卒業したら社会に出ないといけません。先日、施設見学に行きました(また記事にするかもです)。十中八九、生活介護だろうなとは思っています。それは諦めなのかなと思っていたけれど、やっぱり違うかも。


どんな進路を選択しても、今の支援学校での学びの日々を活かすことができるって、親として信じているから。それは諦めじゃないよね、きっと。