先週、特別支援学校の個別懇談がありました。


教室に入るのは入学式以来です。

ロッカーに着替えやオムツが入れてあったり、黒板にクラスみんなの顔写真が貼ってあったりと、子どもたちの気配が感じられる室内でした。


まず、個別の教育支援計画を先生と一緒に見ていきます。私の記入した調査票をもとに作成されているので、間違いがないかチェックしたり、変更があれば手直ししたりします。そして、立てられた支援目標を確認したら用紙にサインをします。

だからかな?学校は今回の懇談を『確認懇談』と呼んでいます。


支援計画に沿って話しながら、学校での様子を詳しく教えていただきました。


  授業について


まず、登校後の準備、朝の会、トイレ、給食、帰りの準備など毎日の繰り返しの活動に関しては全く問題ないそうです。やはりルーチンに強い。

もちろん着替えやトイレ自体は大人の介助がなければできないのですが、準備はできているそうですし、基本手伝ってもらえればスムーズにできているとのこと。


一方、初めてのことは苦手意識が強いらしいです。支援学校では行事や初めての活動の前に、前もって視覚支援でやることの見通しをつけさせてくれるのですが、それでも自分の思ったとおりではないからか?怒ったり泣けてしまうこともあるみたい。

ただ、比較的すぐに切り替えができているようです。泣こうがわめこうが、ここは学校。だから、授業の流れを完全に止めてしまうわけにはいかない。先生も長男の不機嫌に振り回されることはありません(声掛けや見守りはちゃんとしていただいてますが)。その淡々とした対応がかえって長男を落ち着かせているのではないかな?と思いました。元々良くも悪くも飽きっぽいというのもあるかも。


授業はちゃんと座って受けられており、特に体育と音楽は好きなようです。国語では物の名前を知ること、算数ではマッチングなどで色を覚えるというようなことをしています。大きな動きなら模倣もできるようになってきたそうです!

授業によって机の位置が変わるので、先生が授業の準備をしだすと自分で机を動かしているみたい。机は使わず椅子だけの場合もあるのですが、長男は机がないと落ち着いて座っていられないので、常に机を置いてもらうという配慮をしていただいてます。授業中は本など関係ないものは手元に置いておかないルールになっているので、代わりにハンカチをガシガシと噛んでいるそうです。それを聞いて、それでハンカチがすぐダメになってしまっていたんだなと納得しました。これからは何枚か持たせよう。


  給食について


心配していた給食ですが、ちゃんと食べられているそうです。

園では食べられるものがかなり限られていたため、ふりかけやパンなどを持たせていました。学校でもそのようにしましょうか?と申し出たところ、場所が変わったら食べられるようになる可能性があるので一度挑戦してみましょうと先生に言われ、不安ながらも何も食べ物は持たせずに送り出していました。

連絡帳にはあまり給食のことは書かれておらず、書いてないということはあまり問題ないのかな?と考えていましたが、まさにその通りでした。ふりかけをかけなくても白米を食べているし、肉も魚も野菜も好き嫌いはない、とのこと。支援学校ではデザートが付く日が多く、それをとても楽しみにしているそうです。

具が混ざっている味ご飯は苦手だけど、白いところを探して食べているとか。カレーもルーをかけて混ぜたものを食べることができたそうです!(園や家ではルーとご飯は別にしないと食べませんでした)

一度、緑色の野菜ソースがかかった魚が出たことがあって、それは食べられなかったそうです。見た目が肉か魚か分からない状態だと警戒して食べないみたい。


量は園の給食よりも多いからか、先生や他の子のものを欲しがることもないらしいです。ジーッと見つめて(食べないんですか?)みたいな顔はしているらしいけど(笑)

園では加配の先生のものを欲しがり、先生もあげていたので、人のものをもらうことが常習化していましたが、支援学校ではそうならず良かったです。将来的にあまりいい習慣とは言えないからね……


ちなみに手づかみ食べも出てしまうようですが、食具(フォークとスプーン)も使えているそうです。今まではプラスチックの食具でしたが、金属の食具の方が食べやすい(特にフォークで刺しやすい)からという先生の提案で持たせてみたところ、そちらもちゃんと使えたとのこと。以前は金属の食具は嫌がったのに、知らない間に成長しています。


  休み時間について


支援学校の休み時間はどんな雰囲気なのか、聞いてみました。1年生は4人クラスが2つある(その8人で活動することが多いそうです)ので、休みの時間はそれぞれの教室を行き来できるらしいです。それぞれの教室にはおもちゃや本があり、好きなもので遊べるそうです。ちなみに授業が始まると、気が散らないように目隠しが掛けられます。

長男はやはり本が好き。教室の本や図書室の本も好きですが、特にお気に入りなのが入学式の時に配られた教科書4冊(国語・算数・音楽・生活)。先生方が星本(ほしぼん)と呼んでいる特別支援学校用の教科書で、絵が多くて眺めるだけでも楽しい内容です。見せてもらいましたが、もう何年使っている?というくらい使い込まれたように読み込んだ状態でした。ですが教科書だけあって強度もあり、ページがバラバラになることもなく、まだまだ使えそう。

「今日はこれを読んでいましたよ」

と見せていただいたもう一冊は、図書室から借りてきたサンドイッチのレシピ本。カラフルな写真に夢中だとか。

「図書室の本は激しく叩かないように『やさしく』と声を掛けています。そうすると優しく叩いてくれますよ。気持ちが乗ってくるとまた激しくなっちゃいますが」

と先生が教えてくれました。

家でも『やさしく』の声掛け、使ってみよう。


おもちゃの類だと、ミニカーやトミカマップ等を出して眺めているようです。クラスの子がミニカーを並べて遊んでいるのも興味津々で見ており、その子がいなくなると真似してミニカーを並べ出すそうです(自閉症あるあるの行為モノ並べですが、長男は普段やりません)。みんながトイレに行くと先生の方を見て(僕も行った方がいいですかね?)みたいな表情をしたり、かなり周りを意識しているとのこと。


  先生から見た『長男』


「長男さんは人が好きな子ですね!大人だけじゃなくて、子どもも」

と先生がおっしゃりました。休み時間は先生やクラスメイトの顔をゼロ距離で覗き込みに行ったり、泣いている子がいれば様子を見に行ったり、みんなが遊具で遊んでいると混ぜてもらいたがったりと、特に1年生のメンバーは仲間だと思っているようです。

支援学校だと友だち同士の関わりが希薄になる可能性もあると言われていましたし、たしかに普通級や支援級よりはコミュニケーションに難のある子揃いなのですが(そもそもほとんどの子が話せない)、それでも人数が少ない上に一緒にする活動が多いので、仲良くなるみたい。お互い通じ合うものがあるというか、波長が合うのかもしれません。


「言葉の理解については、よく聞く単語は分かっているようです」

と、先生。長い文章はまだ分かっていません。だから、例えば休み時間が終わって授業になる時に本を離せない場合は『授業だから本を戻すよ』と言うより『じゅぎょう』『もどす』と言って本棚を指したほうが指示が入りやすいとのこと。

もちろん”授業”という単語は学校に来るまで聞いたことはないはずですが、何回も同じ単語を聞いていると、休み時間の次に本をしまったらやるのが”授業”というものなんだなーと、何となく理解できるようになってきているとのこと。


たしかに最近、いろんな単語が聞き取れるようになってきた気がします。知っている単語が増えてくれば、本人の世界も広がるだろうなと嬉しくなりました。


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話した内容はざっくりとこんな感じ。

普段の動画や写真も見せていただき、長男がいきいきとしている姿に感動しました。

学校での様子と家での様子は違うし、学校では頑張っている分家では甘えることも多いので、おうちでは無理しないでくださいねと言っていただけて、気持ちも楽になりました。

負担にならない程度に、家でも学校での取り組みを取り入れていきたいなと思っています。