うちの旦那は、エクステリア職人。

カーポートやウッドデッキ、テラスやサンルーム、フェンスや門扉などを一人で施工しています。この季節は毎日熱中症になって命の危機ドクロ状態で帰ってくるので、ホント心配…不安


さて先日旦那が工事に行ったのは、とある障害者の通所施設(いわゆる作業所)。作業所と言っても、いろいろな形態がありますねー。


    

就労継続支援A型事業所

一定の支援がある職場で、雇用契約を結んで働く。雇用契約を結ぶので最低賃金額以上の給料が保障される


就労継続支援B型事業所

雇用契約を結ばずに軽作業などの就労訓練を行なう。給料ではなく『工賃』が支払われるが、最低賃金を下回ることが多い(下限額は指定されている)


生活介護事業所

日常生活の支援や介護、創作活動や生産活動の機会の提供を行なう。生産活動(いわゆる軽作業)をしても『工賃』は下限額がないため、雀の涙と言われている

参考にしたサイトです。




旦那が行ったのは、生活介護事業所

『飛び出しや脱走を防ぐため』という理由で、アコーディオン門扉を付けに行ったそうです。そこから推察されるように、比較的重度の障害をお持ちの方が多い施設です。


そこは知的障害の人が対象の施設で、利用者さんは20〜40代くらい。ダウン症の方や、自閉症らしき方が多く、みんなで新聞紙を丸める作業をしていたそうです(梱包用緩衝材かな?)。全く話さない方もいれば、よく話す方もいて。とある利用者さんは、

「あれは誰ですか?」

と支援員さんに聞き、

「工事屋さんだよ」

と教えてもらうと、

「工事屋さん!ありがとうございます!」

と大きな声で挨拶をしてくれたそうです笑ううさぎ


お迎えの1時間前なのに、外で座り込んでいる男性もいたそうです。ちょうど座り込んでいるのが門扉を作る場所でして驚き

「ここがお気に入りの場所なんだね」

と旦那が言うと、支援員さんが、

「そうなんですよ〜…でもなんとかして動いてもらいます!」

と、何度もお茶を勧めてトイレに行ってもらう作戦を実行し、成功したらしい(笑)トイレに行ってる隙に、そのお気に入りの場所は支援員さんが座ってしまいます。彼は戻ってくるとその隣に座り、旦那はめでたく工事ができたそうです口笛


工具の音を嫌がり、耳をふさぐ方。イヤーマフをしてる方…過敏がある方も多いのでしょうが、皆さんなんとか工事に耐えてくれたそうです。

突然ニコニコしながら、旦那の腕を取ってきた女性もいたり。マスクができない方、取ってしまう方もいて、

「○○さんのマスクどこ?さっきしてたよね?」

「あ、さっき投げてた!」

「あ~、そっかー、まぁいいや!」

という支援員さんの掛け合いもあったらしい。旦那は、

「大変そうだった…」

と言ってました。いわゆる介護の仕事…誰でもできることではないでしょう。頭が下がります。


施設の方に気を遣わせてはいけないと思い、

「うちにも、重度知的障害のある自閉症の子がいるんです」

と施設の管理者さん(らしき方)に話した旦那。その方は、

「きっと、奥さんにとても負担がいっていると思います。旦那さんはよく分かってらっしゃると思いますが、奥さんを支えて助けてあげてください」

と言ってくださって。その言葉に救われた泣き笑い


「行政は『こんなサービスがあるよ』と教えてくれることはないので、何でもどんどん聞きに行ってください。『こんなことで困っている』『こんなことを助けてほしい』と申し出て、はじめて教えてくれます。公的サービスを利用して、家族で抱え込まないでくださいね」

ともアドバイスしてくださったそうです。



その施設の利用時間は9時〜15時半。ですが外で座り込んでいた男性ーまだ若い男の子だったのですが、彼は人手の問題もあってか14時半に退所だと聞きました。


その子のお母さんは、どんな生活をしているのだろう。息子が14時半に帰ってきてしまうのなら、働いたり自分の時間を持てているのだろうか?日中一時支援などは使えているんだろうか。毎日は使えないだろうな…

他人事じゃない。

学校を卒業したら…長男はどんな子になっているだろう。私はどんな生活をしているんだろう。


現実が、重くのしかかりました。


でも、旦那のおかげで生活介護事業所という馴染みのない施設のリアルが知れて良かった。就労B型は利用中の民間の児発に併設してるから、なんとなくは知ってたけど。


何でも知っていかなきゃね真顔