うちの旦那は、私の15歳年上。

4日後に誕生日が来て、50歳になります。

私は初婚ですが、旦那は再婚。
前の結婚では子どもに恵まれませんでした。というか、前の奥さんが子どもを望まなかったそうです。一方、旦那は大の子ども好き。
子どもを持つことを既に諦めていた旦那にとって、離婚と再婚、そして長男の誕生は『人生万事塞翁が馬』という故事そのものだったと思います。

いいお父さんだと思います。
うんちのオムツも替えてくれるし。
お風呂も手際よく入れてくれるし。
長男が食べやすいように食べ物を一口大にちぎってあげて。
夜中、長男にそっと布団をかけてあげて。
どんなに疲れていても、帰ったら子どもを抱き寄せ、返事がなくとも「ただいま」と言う。

長男が知的障害だという事実に、旦那は少なからずショックを受けていたように思います。あんまり顔にも態度にも出ないのですが、療育手帳の判定が出た日の晩はお酒の量がちょっぴり増えてました。飲んだあとも、長男をいつもよりも構ってあげていました。

「どうして、神さまは長男に脳みそをくれなかったんだろうな」

何十年も待ち望み、ようやく授かった我が子に障害がある。母親だけじゃない、父親だってショックなはずです。
ただ、子どもに障害があると分かっても、何かを責めることもできない。気持ちの持っていきどころがない、とも話していました。

いつか、ことばが話せるようになったら。
お父さんって呼んであげてほしい。
私よりもずっとずっと長い間、そのことばを待っているのだから。

人生万事塞翁が馬。
まだまだ、未来に絶対はない。