消化器内科医をやっていると、
ほぼ必ず悩ましい症例のいくつかにあたります。
その一つが、腹部手術による腸の癒着です。
以前の胃癌や大腸癌、帝王切開の手術を受けた患者さんが、術後かなりの年数が経った後でも、腸が癒着した事による腹痛や腸閉塞に悩まされるのです。
何回も受診し、何回も入院し、イレウス管挿入という減圧のための処置を繰り返したりします。
癒着を手術で解除しにいく事もありますが、それで新たな癒着が起こる事もあり悩ましいのです。
私は、常々ヒトは、自分で治る力が、あるのではないかと探って診療しています。
今回、AIに相談してみました。
癒着は、線維化というものが原因の主体です。
それを溶かそうという仕組みは、人体にあるようです。
一方、新たな線維化が、術後かなりの年数経っても起こりうるようです。
つまり、足し算と引き算が、癒着部位で起こっている可能性があります。
このような炎症からみのバランスといえば、ビタミンDなので、これの不足、欠乏あれば、
補充は、どうだろうと、AIに聞いてみました。
すると、改善効果もしかしたらあるかも
と出ました。
線維化の回収と新たな線維化の予防に
効果あるかもというのです。
その他の可能性は、
ビタミンC、亜鉛欠乏あれば補充と出ました。
今思えば、癒着で苦しむのは、
女性、高齢者が多く、日照時間や合成能低下からビタミンDが不足、欠乏しているリスクの高い方が、多い気がします。
今後、癒着の患者さんに、
御本人に、今回のAIの解答の結果を
正直にお伝えして、ビタミンDや亜鉛の低下や欠乏あれば、同意あれば、補充をやってみようかなと考えています。
なお、ビタミンD、亜鉛は、血中濃度を測定しながら補充する事が望ましいので、
補充お考えの方は、内科医の先生と相談しながらやって下さいね。


