今回は 私が遭遇した それは恐ろしい患者さんについて書きます。
10年前 救急病院で働いていた時の話です。
ある老人女性が 肺炎のため入院してきました。
その患者さんの家族で 30歳代の息子さんがいました。
この方は、いわゆる 今で言うクレーマーでした。
夜間にふらっと病棟に来て 病状説明を求め
主治医であった私は夜間 病院に戻らなければならなかったり
老衰の病態のため 患者さんは病状改善せず 悪化したのですが
絶対に改善させろ!とすごむのです。
そしてある日 その方は 一枚の紙を私の目の前に出しました。
それは その方の診断書でした。それには ある精神疾患名がついていました。
彼は言いました
”俺は この病気なんで 人を殺しても死刑にならない。そして
しばらくすれば 俺 ムショから出れるよ。だから ちゃんとやらないと
やるからね。”
今思えば 脅迫なので 警察に相談すればよかったのですが
その当時は そんな知恵はなく 命のため 最大限の配慮をせざるをえませんでした。
幸い 患者さんは死なず 3か月後に療養病院へ転院していきました。
そして 私も殺されずにすみました。
医療現場は 修羅場です。

