胃カメラ 患者さんの苦痛軽減だけ考えると 病気見落とすと思います。 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

胃カメラは、患者にとって できればやりたくないものであると

思います。苦しい つらい そんなイメージが先行しているからです。

 

確かに 胃カメラは 人によっては苦痛が強くなってしまうことあります。当然 施行する内視鏡医も 楽にやってあげたいと思い

そのようにできないか工夫もします。

 

しかし この快適性のみを追求すると それは それで問題です。

胃カメラは、空気を入れて行います。これを入れる事は 患者さんにとってつらい事です。

 

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でも この空気をキチンと入れる事は、とても重要です。それは

胃の広がりやすさを評価する事が ある恐ろしい病気を診断する事に

つながるからです。

 

皆さん ”スキルス胃がん”はご存じでしょうか?昔 キャスターの逸見さんがかかり亡くなられた病気です。

 

このスキルス胃がんは、診断がとても難しいのです。普通の癌は

粘膜つまり 胃の表面に病気が現れます。しかしスキルス胃がんは

胃の表面より下側に入り込み 診断しにくいのです。スキルス胃がんは、胃が硬くなり 広がりにくくなるのです。

 

胃をきちんと空気をいれ 広げる事は、このスキルス胃がんの除外のために重要です。

 

内視鏡医によっては きちんと空気を入れ広げていない方もちらほら

います。これは 患者さんにとっては苦痛少ないですが 病気見落としにつながりかねません。

 

空気入れて苦しかった時は、よく診てもらってよかったと思ってもらえるとうれしいです。

大人のカロリミット