便潜血の誤解をとく | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

 今日は、健診でよくついてくるオプションの便潜血反応について書きます。

 

便潜血反応はどういう時に陽性になるか、それは、口 食道 胃 十二指腸 小腸 大腸 肛門のどれかから

出血したために生じます。

 

尿と違って 潜血反応は 病気なくても陽性になることがあります(口から血が出たり 鼻血がたれこんだり

肛門が切れたり) 

 

では 本題です。健診でなぜ 便潜血反応をチェックするのでしょうか?

それは、陽性の人には 大腸カメラをやってほしいからです。

理由は、陽性グループの方が、陰性グループより大腸がんと診断される割合が高いからです。

はっきり言って これは行政の都合です。本来であれば ある年齢以上の人全員に大腸カメラをするのが

大腸がん撲滅にはふさわしいです。しかし、全員に大腸カメラを、保険でやったら 破綻してしまうから

現実にはできない。だから善後策として 便潜血陽性の人のみ大腸カメラを勧めるようにしているのです。

 

 

 

では 患者さんからよくある質問です。

Q 便潜血検査を再検することは意味ありますか?

A ありません。一度でも陽性なら 大腸カメラを受けるべきです。

 

Q便潜血が陰性なら 大腸がんはないですよね?

A これは間違いです。陽性より少ないですが 陰性の方でも 大腸がんの患者さんは、います。

現実に 私は、数例 経験しています。

 

Q痔がもともとあり これが便潜血反応陽性の原因と思うので、大腸カメラは受けなくていいでしょ?

A これも間違いです。現実に このような自己判断をされて 進行がんとして受診される方は、多数います。

大腸カメラは受けるべきです。

 

Q 1か月前に大腸カメラを受け異常ないと言われました。今回受けた便潜血反応陽性でした。大腸カメラするべきですか?

A 基本はしなくていいと思います。ただその時 大腸の奥まで挿入(盲腸まで)できたか、確認はしてください。

 

以上です。40歳過ぎたら 便潜血反応に関わらず 一度大腸カメラを受けてください。メリットはめちゃくちゃありますよ。