最近 人混みの中をかき分ける際 うまく 動けないと
自覚しているかたは、いませんか?
そのような訴えが 外来であった時に考える疾患
を書きます。
①パーキンソン病
特に高齢者の方ですが、手が震えてきた(医学
用語では振戦といいます)、体が斜めになって
座っている、歩いていて急に止まれなくなった、
表情が乏しい ぼそぼそ話すようになった
なんて症状がある方は、要注意です。
パーキンソン病は、細かい動きやなめらかな動き
ができなくなるので 雑踏の中ではうまく行動
できません。
②小脳病変
脳腫瘍や梗塞 出血の後遺症などで生じます。
平衡感覚が障害され、また巧緻運動という
細かい動きができにくくなります。
③ビタミンB12欠乏
これが不足すると 深部感覚が障害されます。
深部感覚とは 自分の体がどのような体位や
姿勢になっているか 目をつぶっていても
判断できる感覚です。これがないと
人混みはかき分けられません。
特に 胃を手術でとっている方は不足しがち
です。
④ウエルニッケ脳症
これはアルコール依存などでビタミンB1不足
のために生じます。歩行障害になります。
⑤正常圧水頭症
高齢者の病気です。これもあるから
歩きにくくなったら MRIとる意味
あるかもしれませんn。
⑥末梢神経障害
末梢神経という細かい神経の障害です。
糖尿病で究極に悪化した場合でも生じます。
思いつくままに書いてみました。
もう少し 医学書みればのっていると
思いますが ご容赦ください。
今回は何しろ
高齢者 雑踏で歩きつらい方は
パーキンソンかもということを
伝えたかったです。
参考にしていただければ幸いです。