最近 思うことを年末最後に書いてみる。
日本の高齢化社会の進行は、かなりの勢いを持って進行している。私が、医師になった20年前
は、75歳といったら かなり高齢だなという印象があった。それが、今では、75歳なんてど真ん中で、高齢なんて全く思わない。
老人病院にいて思うのは、急性期大病院から送られてくる看取りも目的 もしくは療養目的
の数の多さだ。認知症や廃用が進行し、そのような背景がなければ、大病院も治療適応として
がんばるのだが、認知症や寝たきりがあると 急性期病院の医師たちは、治療意欲がうせるのか、われわれ老人病院に送ってくる。
これは、ある意味しょうがない部分はある。ある程度適応をしぼらなければ医療費が持たない。
今の医師のキャリアは、ほとんどが、上記ではじかれない領域の患者、つまりある程度若く、元気な患者に提供する医療技術の向上に向けられている。ただこの部分は、ニーズも減ってくるし競争もどんどん激化する。
私は、これからは、認知症 廃用にいかに悪化しないようにするか、これが 日本の医療では、重要で認知症 拘縮(寝たきりで固まる)に対してのボトックス治療 褥瘡治療 嚥下障害
これらを横断的に対応できる医師が、重宝がられ、かつ必要と考える。また認知症 、廃用が進行しなければ 病気になっても急性期病院での治療の適応と判断してもらえる確率は上がると思う。
私は、この方向でスキルを獲得する意向だ。