卒業生、二十歳の帰省・・・。 | fadoおじさんのblog~明日の君に~

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子ども達の未来を共に考える、小さな個別指導の学習塾の先生fadoおじさんのblogです。

 皆さん新年あけましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いいたします。

 

 = 「初夢」ハードボイルド風(笑い) =

 

 年末の買い物客で賑わう商業施設。そんな中にあって、その空間だけは、時間が止まったかのように静かに時が流れていた。建物の一階にある喫茶店のテラスのような窓側の席に、不釣り合いな、若い女性と後期中年らしき男性が向かい合って、何か熱心に話し込んでいる。

 その若い女性の美しさは「10人の男性とすれ違うと9人まで振り向く」ほうに、一票投じても良い。天才CMデレクター「杉山登志」製作するところの名作CM「1973年資生堂・シフォネット」 You Tube https://www.youtube.com/watch?v=y7cKiHbB6UY

の雰囲気さえ漂っている。

 一方の後期中年の男性。濃紺のChesterfield coat、襟にはErmenegildo Zegnaのマフラー、腕元からはオメガのSpeedmasterがちらりと覗いている。しかし、その男は恰好とは裏腹に、よく見ると顔には疲れて疲弊した雰囲気があった。

 その男は、徐に立ち上がった。そして、頭に手をやりながら、黒人ピアニストのサムのそばに行き“Play it ,Sam.Play ‘As Time Goes By’.「あれを弾いてくれ、サム。『時の過ぎ行くままに』”」と気障なセリフを、ハンフリー・ボガード風に渋い声で言った。

 ここで「初夢終わり」・・・・・(笑い)

 

 = 卒業生、二十歳の帰省 =

 

 昨年の12月の下旬、教室の電話のベルが鳴りました。「○○先生ですか?Sですが30日の2時くらいに教室に行っていいですか?」と電話口から卒業生のSさんの声が聴こえてきました。何でもSさんは成人式があるので実家まで戻ってきたようです。

 Sさんは、中学校の一年生になった時、私の教室を訪れました。大学に合格するまで、高校・中学と6年間、私の教室に通ってきていました。

 Sさんとの想い出といえば、私は、彼女が中学3年生の夏休み前、「貴女はH高校を受験したらどうだ?」と志望校を持ち出しました。Sさんはビックリしたように私の顔を見て、「私、ランクは2つも下だし、全く自信がありません」と答えたのです。H高校は札幌でも4本の指に入る進学高です。それでも、彼女の学力を見抜いていた私は、彼女の母親と話し合い、母親の「失敗したら私立高校を覚悟しますので何とか本人をその気にさせてください」ということで、SさんはH高校を目指すことになりました。

 志望校が決まった彼女は、人が変わったように学習に取り組んでくれました。そして、3年生の3学期の成績でランクを1つ上げ、無事、H高校へと合格していったのです。大学は本人の意向を最優先し、中央大学法学部を目指し高校でも学習に励んでくれました。その結果、第一志望の中央大学法学部に見事合格し、昨年東京へと旅立っていったのです。

 12月30日、成人式で戻ってきたSさんは、早速、私の教室に来てくれました。そして、近くの喫茶店に行って色々と話をしました。大学のこと、留学するかどうかの悩みなど、比較的無口だったSさんは、雄弁に今の心境を話してくれました。それを聞きながら、私は、中学校時代、いつも中学校のジャージ姿にバドミントンのラケットを持って教室に来ていた少女と、目の前にいる美しい二十歳の女性を見比べ、あらためて、時間の経過の速さを感じたのです。

 

 読者の皆様にとって今年も最良の一年になるように衷心よりお祈りいたします。

 

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