パイシーパイス初期看板
ともみと髭マンの、ともみです。
パイシーパイスの窮地を救ってくれた
恩人から五年ぶりに連絡がありました。
「お久しぶりです。元気ですか?」
メッセンジャーで届いたんじゃけどね。
その名前をみて、
とても温かい気持ちになりました。
5年前、ぷっつり連絡が途絶え、
ふと思い出すたびに、
元気にしてるかな…と心配しとったから。
恩人の名前は、リー君。
夫(髭マン)が以前、
短い間だけ正社員だった会社で
一緒に働いていました。
髭マンは上司からの差別&パワハラで
退職に追い込まれたのですが、その会社は
リー君に対してもあまり良い待遇ではなかったそうで。
リー君は留学生として大学を卒業後、
岡山で就職していました。
髭マンとリー君はすぐに意気投合し、
仕事帰りに私も参加して三人でカラオケ
行ったりしてました。
髭マンが辞めたあとも交流は続き、
リー君が会社を辞めて韓国へ帰った後も
通話アプリで近況報告し合っていました。
私達が、
「これから自分達でお店を開こうと思う」
という話しも、すごく喜んでくれたんです。
開業資金のための借り入れ申請の際にね。
借り入れ希望額と自己資金の比率が合わなくて、とにかく急遽、自己資金をもう少し上乗せしないといけなくて。
それをどうしたかと言えば、生活費をそっちに回したんです。
つまり、申請期間中、
許可がおりるかおりないかって期間、
生活費を自己資金用の口座に入れたの。
これ、ぜったいに動かせない
(引き出せない)状況。
その間にも、翌月の家賃、
水道光熱費の引き落とし日が迫ってくる。
もっと詳しく説明すると…
お金って、イコール「信用」ですよね。
お金はエネルギーという言い方もあるけど、もちろんエネルギーは宿るんだけど。
本来お金というのは、信用があることを前提として授受されるものだから。
物々交換の、「物」を「お金」にかえたわけだから。
今、物を買うときに、これには千円の価値がありますと言われたら、それを「信用」したら千円を払いますよね。
もし、その価値が無いと感じた(信用を失った)場合には、同額または同価値の物で交換してくださいってなるよね。
それか、いい人生勉強になった…て、
その価値を自分の経験値に置き換えることもあるよね。
じゃあ、
他人にお金を貸しましょうって時は?
その貸す相手、人そのものが「信用」出来るか出来ないかで判断します。
だからお金を借り入れするときには、
「信用」できるかできないかを審査されます。
特に開業前は判断基準としての実績がないから、家賃や、水道光熱費など細かく確認されました。
それらを滞納する人は、「信用できない」とされる可能性が高くなりますよね。
だから私達はあの場面で、「信用」を
目に見える形にしないといけなかった。
貯金は全て自己資金にした。
さらに、自己資金として口座に入れた
生活費(に使うはずだったお金)は、
申請許可がおりるまで動かせなかった。
一方で家賃などの支払い期日は迫ってくる。
絶体絶命の大ピンチだったんです。
私の両親は私達がお店を開くことに前向きでは無く、資金援助はしませんとハッキリ言われていたし。
髭マンの両親にはこちらから仕送りしてるくらいだから、もちろん頼めないし。
残された選択肢は、友人。
はっきり言って、こわいよ。
そして、恥ずかしいよ。
友人にお金を貸してくださいと頼むことは。
私は、こわくて誰にも頼めなかった。
支払い期日はもう数日後。
どうする?どうする?
髭マン、意を決して。
「リー君に頼んでみる」
その頃リー君は韓国の企業に勤めていました。
事情を説明すると、即答。
「もちろん貸すよ」て。
私達、
「すぐに返すから!!本当だよ!!」
リー君
「いつでもいいよ。信じてるから」
泣いたよね。
あの時、リー君がいてくれたおかげで、パイシーパイスを開けたようなもん。
「信じてる」
その言葉が、私達夫婦を助けてくれたの。
私達にお金を貸すために、
自分のお給料から、仕事の休憩時間に、
めっちゃ早く国際送金してくれた。
そのあと私達ちゃんと借り入れできて、
すぐにお金をリー君にお返ししました。
何度ありがとうって言ったか。
それが、お店を開いてから、
ある日とつぜん連絡がとれなくなって。
連絡用アプリのアカウントも消えていて。
Facebookからメッセージしても既読もなくて。
髭マンは、ショックのあまり、
「なんか嫌われるようなこと言ったかな?」
て。
でも、そんな人じゃないって分かるから。
「たぶん機種変したときにアカウント消えちゃったとかじゃない?」
「うん。そうだよね」
「リー君も連絡出来なくなって寂しいよきっとまた会えるよ」
て、なぐさめてました。
それがつい先日、五年ぶりに、
「元気ですか?」
って。今も韓国ソウルで暮らすリー君。
「コロナがおわったら、また行きます」
て、言ってくれました。
また会える。
何年後でもいい。
信じてるから








2017年1月に書いたブログ

