片づけながら
「わたしはどうしたい?」を見つけて
これからの暮らしを自分で選んでいく
そんな片づけをお伝えしている
整理収納アドバイザーの
ときあです^^
「全部、仕事で使うから
捨てるモノはありません」
から始まった片づけ
「これは全部、
仕事で使うモノなので
捨てるモノはありません。」
あるお客様の
アトリエを片づけたとき
最初にそう言われました。
お客様は
ある分野で活躍されている
クリエーターさん。
アトリエで毎日モノをつくり
完成した作品を撮影したり
SNSで発信されたり
本も何冊も出版されています。
ワークショップを
開催されることもあります。
だから、
とにかく材料が多い。
アトリエの横には
倉庫まであり、
大きなモノも保管されていました。
そして
お客様が困っていたのが
持っているのは
分かってる。
でも、どこにあるか
分からないーーー
制作しようと思ったときに
必要な材料を探す。
「あれ?
ここにあったはず……。」
探す。
また探す。
それでも見つからないと
仕方なしに買いに行く。
時間もかかるし
同じようなモノが
またどんどん増えていくーーー。
これを
なんとかしたい!
そこから
でも最初にお客様が
言われたのが
「全部使うから
捨てるモノはありません。」
だったんです。
なので、わたしも
「全然、
捨てなくていいですよ」
とお伝えしました。
だって、
今回困っているのは
「モノが多いこと」
そのものではなく
必要なときに
必要な材料を
見つけられないこと
だったから。
まずは
何をどれくらい持っているのか。
材料を出して、
種類ごとに見ながら
いやぁ……
出るわ、出るわ(笑)
わたしも
「こんな材料もあるんや!」
と驚くほど。
でも、
お客様と一緒にひとつずつ
見ていくうちに、
少しずつ変化が出てきました。
「あ……これは、
もう使わないかも。」
以前は使っていたけれど、
今は仕事内容が変わって
使わなくなった材料。
長く保管している間に
劣化して
もう使えなくなっていたモノ。
最初は
「全部いる。」
と言われていたお客様が
ご自身で
「これはもういらない。」
と選び始めたんです。
わたしから
「これは捨てましょう」
とは一度も言っていません。
今の仕事に必要なのか。
どのくらい持っているのか。
これからも使うのか。
モノをひとつずつ見ながら
お客様自身が
決めていかれました。
よく使うモノは
取り出しやすい場所へ。
制作するときの動きに合わせて
戻しやすい場所へ。
どこに
何があるか分かる
お客様がなんとこんなことを
言ってくださいました。
「ときあさんは最初から
『捨てなくていい』って
言ってくれたから
気持ちがラクになって
片づけられました。」と・・・。
そして、
一緒に作業しながら
モノの持ち方を考えたことで
自分で
手放すモノまで
選べるようになったと。
この言葉は本当にうれしくて
今でも覚えています。
片づけようと思ったとき
「まず捨てなきゃ。」
と思う方は
多いかもしれません。
でも、
最初から捨てるモノを
探さなくてもいいんです。
まず、
「何を持ってるんやろう?」
と見てみる。
その中には
ずっと必要だと思っていたけれど
今の自分には
もう必要なくなっているモノが
あるかもしれません。
反対に
「これはやっぱり大切。」
と気づくモノもある。
それを決めるのは
わたしではなく
そのモノを使う人です。
だからわたしは
「捨てましょう」から
片づけを始めません。
あなたが今
何を持っていて
何を使って
これから何を大切にしたいのか。
一緒に見ていきます。
そう思っていたお客様が
最後には自分の手で
「いる」と「もういらない」を
選んでいかれた姿。
あのアトリエで
モノと向き合っていた
お客様の表情を
今でも時々思い出します。
片づけって、
誰かに捨ててもらうことじゃない。
自分で
「これは残したい」と
選べるようになること。
わたしは、
そんな片づけを
これからも一緒に
していきたいです^^







