養老孟司教授がお茶の水女子大学附属中学校を訪問する。そこで夏目漱石の『坊ちゃん』について贅沢に語り合おうという訳だ。
残念ながら私も中学生の時に初めて読んだけど当時は教師同士の対立や先生と生徒という立場で乱闘し合っているぐらいにしか分からなかった。夏目漱石の文章にはリズムがあると言うが、そんなことも中学一年生レベルでは気づくはずもない。本が好きな人なら、すぐ理解できると思うんだけど実際、後に夏目漱石の子孫が「夏目漱石は精神不安定だった」と述懐している。家族にとってみれば夏目漱石、本名・夏目金之助という人間は頭の痛い種でしかなかったという。今現在で言う一日中、何もしたくない時とキレる時が交互にやって来るタイプだったという。このように私は投稿しているからといって、すべてをべた褒めしている訳ではなく、むしろ、かえって否定論にもなりかねない。芸術家や作家に躁鬱病患者が多いのは現在、割と知られていることだが、この明治期においては知られているはずもない。とはいえ生徒においては良い結果になっただろう。作品の面白さを説明してくれる。
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