登場人物は養老孟司と養老暁花と下重暁子でネコの話 | 北条得宗家の鎌倉めぐり

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鎌倉散策や鎌倉散歩の様子の他に養老孟司教授の著書を中心として紹介

 

ジイサンとバアサンの対談。当初はそこまで楽しみにしていなかった。養老孟司の言いそうなことは同じ。おまけに下重暁子と言えば世のオバサン方が注目に値する人物。実際、養老孟司教授と同じく下重暁子の著書は高齢のオバサン方がよく手に取るのを以前から知っていた。本屋に何度か足を運べば何となく分かるようになる。それは他者ではなく自分を知る。ネコは好きだけどアレルギーで強く反応してしまうので飼えない。せいぜい老人の飼っているネコで楽しむのがベストだろう。老人は昔から猫が好き。

 

 

愛猫「まる」は心筋炎を患っていた。亡くなる一か月前、自宅から行方不明になり東京から娘が駆けつけて来たそうだ。娘は養老暁花と言って太ったオバサン…何でもなくて、その愛猫「まる」は自宅の脇の隅に佇んでいたとか。死ぬ寸前にはいなくなるのだそう。犬も猫も飼ったことないから、よく分からないけど動物でも自分の最後が分かるのだろう。一日中のダラダラ感が好きだ。

 

 

下重暁子の話もしようか。家族の話。現代は欧米が大きく影響しているからか、みんなでワイワイするのが常識になってしまっている。そのことを『家族という病』に書いたという。これウチの母親が読んでいたの今でも覚えている。こだわりが強いとおかしなところが出てしまう。アメリカでもヨーロッパでも本当はワイワイするのが嫌な時もある。夫婦でパーティーに出るなんてとんでもない、と現地の人が言うぐらい。こういう「~しなければならない」になるとトラブルが必ず起きるし、また生きづらくなってストレスが溜まるから無駄な抵抗はしない。電車の中でも「必ず降りて譲らなければならない」というのはドアの付近にほとんど人がおらず、むしろ自分がタテよりヨコにどいた方が良ければ、そうするべきなのだ。空いている電車でいちいち降りて譲るバカはいない。以前も養老孟司教授の著書で述べられていたけど、それでもキレる人は中野信子先生の本や精神科医である片田珠美の著書を参考にすべし。だいたいキレるというのは日本人に多く偏桃体が影響している。みんな仲良くの美化は、理想ではない。

 

 

二人と同じ考えだと思ったのが、岸田文雄首相の少子化対策と防衛費増額について。ほとんどの人は、これを分けて考えているでしょう?というのは、双方は一致して然るべきなのだ。戦前の「産めよ殖やせよ」とまったく同じ政策なのだ。嘘だと思う人は、そのまま呑気に生きていればいい。しかし、お金をくれるからありがたいなんて考えている人は結局、自分のことしか考えていないのだ。そりゃあくれるってんなら貰っておく。ただ養老孟司教授の父上みたく陸軍への入隊どうですか?ったら断る。だいたい五千円から一万円で子供が育つと思うのか、よくよく考えてみればいい。子供を育てるという訳ではなく、むしろ今現在の自民党の政策は子供の数を維持して自衛隊に入隊させるのが目的。だから、ひたすら敵基地攻撃にこだわっている。どうして今現在の人ってウラを読めないんだろうね。という疑問のヒントが二人の対談にもある。要は戦時中のことを政治家含めて本気で勉強しようとしていないのだ。知らない。以上、終わり。では済まされないのが戦争と南海トラフ巨大地震なのだ。今さえ良ければいい、ではなく後先を考えるべき。子供は未来だなんて今現在は言わないもんね。今と昔を比較するなら、そっちを素直に考えるべきだ。

 

 

オッサンなんて挨拶もせずブスっとして通り過ぎるもんね。近所づきあいとか言うけど、そっちが挨拶しなければこっちも挨拶しねーぞ!誰がコッチからやるもんか!って、この世は勝ち負けの世界ではないんだ。こだわりが本当になければ年上から年下に対して挨拶したって構わないんだよ。そうでしょう?と言っても、ほとんど変わらないのが今現在の日本だ。まるで歳児みたい。

 

 

いや歳児の方がまだマシでしょ。遊びに夢中になってニコニコしている。養老孟司教授も昆虫採集で忙しいけど、その暇もない時がある。池田清彦氏も昆虫を採集したはいいけどそれを標本にするのに手間がかかるとか。その池田清彦氏に関して建長寺にある虫塚での法要でお会いし「池田先生『ホンマでっか!』見てます!」と言ったら「ありがとう!」と返ってきた。もちろん仕事が遅くなれば見ることも出来ないけど、その後は何を喋ったか忘れた。大した話でなくていいんだ。南伸坊は目が輝いている。この団塊世代の中で南伸坊だけは勉強が面白かったらしい。イラストレーターだからなのだろうか。学生時代の休講とか、どうやって乗り切ったのんだろう?と思うけどね。まるっきり戦後なのに激動の時代だった。日本は以前から、ほとんど変わっていない。

 

 

2022年の並び順(右からそれぞれ)

 

養老孟司

養老朝枝

南伸坊

鎌倉市長

 

最も日本で変わっていないのは秩序を保つのに暴力を使うこと。古臭いと言っている訳ではない。現在の暴力革命はむしろモダン的で北朝鮮も使っているもの。だから養老孟司教授は北朝鮮のマスゲームを見るとゾッとするらしい。右向け左向け、というのは朝礼や運動会でもやっているし、だいたい集団登校すらなくならない。ガキ大将が率先してリーダーとなり、その周辺を取り巻く者たちが付いていく。80年前とまったく変わっていない。ジャイアン症候群は昔からいたけど今は箒を持った母ちゃんがいない。

 

 

最も有名な暴力革命となった大学紛争でさえ、しばらく終わっていなかった。原理研究会というサークルが東京大学にも京都大学にも九州大学にもあって、つい最近、表沙汰になった九大原理研究会の英文字がプロ野球チームと同じだったという件もあるが、その原理研究会と創価学会と全共闘は以前から、いがみ合って殴り合いの乱闘にまで発展していた。二人の対談にある通り、原理研究会と統一教会と自民党が繋がっていたあたりは私を含めコチラとしては、かなり腹が立つところ。腹を立ててもしょうがないとはいえ少なくとも自由が保障されていないことは分かるだろう。自分から選んでこそ自由なのだが、人間は時に縛られる運命らしいのだ。仏教でも私的には臨済宗の方がマシだと思っているし、また鶴岡八幡宮でも北野天満宮でも太宰府天満宮でも行ってみればいい。臨済宗が信用出来なくても別に構わなくて、ではなぜ養老孟司教授が本家本元である福井県の浄土真宗ではなく、わざわざ建長寺に虫塚を造ったのか、よくよく考えてみればいい。要は古い宗教の方がマシ。新しい宗教の方がよっぽど怪しいのだ。

 

 

もっと緩やかでなだらかな生き方をするのは確かに理想だろう。愛猫「まる」みたくグタグタして一日中が過ごせれば、それが最も良いに決まっている。スリランカのスマナサーラ長老が初めて日本に来た時に「日本人は生きていない」と述べた。それは恐らく感覚を大事にしていないことだと思う。この「あとがき」にあるように白梅が咲いている。ちょうど月上旬に書いたんだろうね。梅は私にとって最も重要な花。秋~冬~初春にかけてが、いちばん好き。少しづつでも良いから自然に触れてみるとするか。

 

 

やっぱり梅は最高だ。寒くて枝が折れても地面から再び生えてくる。つまり再生を意味する。北野天満宮や太宰府天満宮が最も綺麗だけど鎌倉の白梅と紅梅も悪くない。江戸時代に染井吉野に取って代わるのだが実は、これが平安時代での本当の花見なのだ。

 

【ニューソース】

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幻冬舎・幻冬舎新書 公式サイト

北野天満宮・梅苑 公式サイト