午前のセッションを終えた後、
なんだかふいに朗読がしたくなり、
本棚から取り出した絵本や詩の本。
絵本は私の大好きな『まってる』という作品。
とてもシンプルな言葉と絵で描かれている、
大人のための絵本。
『まっている』という言葉がたくさん出てくるのですが、
そのどれひとつとっても全く違う思いや感情。
それを声で表現する難しさを感じながら
読んでいると、うっすらと涙がこみ上げてきます。
ひとの生きる姿を描いた、ほんとにいい絵本です。
そして、その後手に取ったのが、
茨木のり子さんの詩集。
茨木のりこさんの代表作の一つである
『倚りかからず』という詩を読んだ後、
もう一冊、没後に出版された『歳月』を読み始めました。
ある一遍の詩を読んだ後、
なんとなく感じ入って最初から読み始めると、、、、
涙が溢れ出すように、出てきます。
この本、茨木のりこさんの31年前に亡くなった夫へのラブレターのような詩集なのです。
ひとつひとつ朗読しながら
ゆっくり丁寧に読んでいくと、
31年経った後も夫を慕い、
一抹の後悔や、枯れ枯れした寂しさを持った心、
また逢いたいという気持ち、
亡くなった後に気付く愛されていた記憶、
亡くなってからより一層相手への思いが純化していく
著者の気持ちがありありと感じられ、
ほんとに涙ながらに読めない、素敵な詩集でした。
この感情は11年前に初めてこの本を手に取った時には感じられなかったものでした。
そういうものが感じられる年齢になったのかもしれないし、
文章から溢れ出す著者のエネルギーを感じらるようになったのかもしれないし、
30代の時に読んだ自分とはまた違う感覚で読んでいます。
癒しが愛を純化し成熟させてくれたのかもしれません。
一番美味しいところが凝縮されて(純化)、まろやかに丸みを帯びた(成熟)味わいになる。
だから成熟されるには、純化がその過程にある、、、
そんな気がします。
愛が成熟される過程には、愛の純化がある
そう思います。
そんなことを感じさせてくれた茨木のり子さん詩を一遍ご紹介しますね。
二人のコック 茨木のりこ
憎しみが
愛の貴重なスパイスなら
それが少々足りなかった
二人のコックの調理には
で
コクのあるポタージュにはならず
二十五年かかって澄んだコンソメスープになりました。
でも 嘯きましょう
おいしいコンソメのほうが はるかに難しい
そのつくりかたに関してはと
ささやかな日常に浸されている幸せ、
小さな小さな幸せのひとつひとつを丁寧に感じながら
これからも過ごしていきたいなと思います♪
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
日程:8月3日(金) ① 16:00~17:30 (90分) ②18:00~19:30 (90分)
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