隠れ人種差別主義者と警察 | 大きな独り言

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妻、母、女、人間としての記録と人間観察日記 in アメリカ

前回の記事に書いた
人種差別主義者のおじいさんの
Facebookで共通の知人としてあがっていた、
私の子供の友達のお母さん、
アリッサから夫に電話がありました。


アリッサは黒人女性で、弁護士で、
彼女の住むストリートの
Association(地域会みたいな)の
プレジデントをつとめているそうです。
あのじいさんも役員をしているらしく、
その関係でFacebookで繋がったのだそうです。



アリッサはこのじいさんが保守的なことはもちろん知っていましたが、ここまで酷いあからさまな人種差別主義者だったということに衝撃をうけていました。



こういう、隠れ人種差別主義者って本当に多いんです。普段、素知らぬ顔で黒人の「知人」と普通に付き合いはあり、攻撃的なことを言ったりはしないけれど、蓋を開けたら白人至上主義っていうのはすごくよくある話で、もちろんそういう人はBLM支持なんてしていない。そして、なんの疑いも躊躇もなくトランプに投票するでしょう。でも、普段接している中で、表向きにはそれは分からない。


アリッサは私達の話を聞いたあと、
おじいさんのFacebookを漁って、
あの例の貯金箱が置いてあるリビングルームの写真を転送してくれました。


そこでハッキリしたのは、数週間前には、あの場所に貯金箱は置いていなかったという事実。そして先週の水曜日にも、置いていなかったと私達は確信しています。やっぱり、夫が土曜日に戻った時にわざわざ、見える場所に置いたのです。


昨日の記事で、あの貯金箱を置いた理由は「黒人からお金を貰う立場ではないことの表明」だという私の見解を書きましたが、それよりも可能性が高いのは、水曜日に夫が南部連合軍の旗を「こんなところに隠さずにドアに掲げればいいのに」とコメントしたことで怒らせたってとこですよね。冷静に考えたら、やっぱ夫の<反抗的な発言>が切っ掛けで、あのじいさんの普段は隠してあるであろう白人至上的な面が露出されたんだと思います。


こういう白人に出くわすたび、彼らはきっと


従順な黒人のことは、
good ni〇〇er(マシな黒んぼ)という括りで見る。
反抗的な黒人には、容赦なく罰を与える


そういう心理なのではないかと
ずっと思ってきました。


ウィスコンシン・キノーシャでは


警察の言う通りにしなかった「反抗的な」男性は後ろから7発、銃を撃たれて半身不随になりました。


かたや


ライフル銃を持って2人の命を奪い1人を重症にさせた少年は、その日堂々と自宅に無傷で帰り、翌日逮捕されています。







本当に、人種が関係ないと
本気で思ってるんでしょうか。



私が出くわした、
あのおじいさんみたいな人が警察署長で、
裁判官で、検事で、議員で、市長で、州知事で、大統領だというこの社会で、人種差別が存在しないなんて言わせない。



12歳の黒人少年は玩具の銃を持っていただけで、現場に駆けつけた警察に10数秒で射殺されたんです。
17歳の白人少年は、ライフル銃で人の命を奪っても、警察に付き添われて家に帰れる。






「警察の言う通りにしていたら」
「犯罪歴がなければ」


言う通りにしていようと、反抗しようと
犯罪歴があろうと、なかろうと



私から見える事実は、こうです。




黒人でなければ、殺されることはなかった。



ところで、アメリカの警察ってもともとは
奴隷主の元から逃げ出した黒人奴隷を捕まえる
スレイブ・パトロールという団体が
前身だと知っていましたか?





だから



現在の警察が機能していない、
なんてことは無く



警察は、昔も今も、もともとの目的通りに
機能しているのではないか。



そんな風に考えられずには、
いられないのです。