逆差別問題をこう考える | 大きな独り言

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妻、母、女、人間としての記録と人間観察日記 in アメリカ


私はヒスタミン不耐性という体質で
食べ物次第で体調が悪くなるため
情報収集の目的で同じ体質の人が集う
Facebookのグループに入っています。


ここには世界中のあらゆる
人種国籍様々な人々が
2万人ほど登録しており
男女年齢問わずのメンバーが
共通言語である英語で


サプリメントの情報とか、
どんな食べ物で症状が出るとか、
こんな事で改善したよとか、
意見交換を交わしています。


ところが昨日、そんな平和な
オンラインコミュニティが一瞬にして
ガラッと変わる興味深い現象を
目撃しました。



昨日このページの
フィードに突然
【史上最低の大統領トランプを見ると
気分悪くなるから、
オバマ夫妻の写真を貼ろう】みたいな投稿が
表示されたのです。


投稿者は全く違うコミュニティページに
投稿しようとして、間違えて
ヒスタミン不耐性のコミュニティに
投稿してしまった模様滝汗


すると、あれよあれよという間に
数百件のコメントが付き、
そのうちの9割以上がアメリカ人からの


【トランプ最高】
【史上最低の大統領はオバマ】
【吐き気がする】
【メイクアメリカグレイトアゲイン】
【ミシェルって男にしか見えない】


というもの。。。滝汗


誰かが【このグループって
人種差別主義者
ばっかりだったのね!あんたら最低】


とコメントしたら


【いかにもリベラル派の言いそうなこと】

【誰も人種のことなんて言ってないのに
オバマ嫌いって言ったら
人種差別主義者になんのかよ】

【リベラルこそ人種差別主義だろ】

【お前らの“頭の良い”コメントには
ウンザリなんだよ】


という反論が大量についていました。


いつも【こないだのサプリ試したわ、
ありがとう!】とか言ってる
顔の見えない相手が
自分の敵だったと判明した途端

【シャッタFアップ!】

コミュニティが戦場化し
一瞬で治安が悪くなったわけです。滝汗


まさに今のアメリカそのもの。


私は一つ一つ丁寧にコメントを読んで
この興味深い現象を
分析しようとしました。真顔
自分と違う価値観を理解するのに
いい機会だと思ったのです。



そして気がついた事。


この人達にとって
【人種差別主義者】って言われることは
スイッチなんだなということ。
ものすごーくアグレッシブな
否定反応が見られます。
とにかく自分が
人種差別のレッテルを貼られる事を嫌う。


黒人女性でありながら
トランプガールの
Candace Owensが
あそこまで支持されるのは
彼女を支持さえすれば
このスイッチを押される危険性のないまま
差別主義者の烙印を押されることなしに
言いたいことが代弁されるからなんだ
と考えると、辻褄が合います。


なぜ、ここまで頑なに
人種の問題ではないと強く主張するのか。


その理由はおそらく、何かにつけて
人種問題とみなされることで
彼らの権利が制圧されるかもしれない
恐怖からではないかと思うのです。


即ちこれは白人が言うところの
【逆差別問題】です。


例えば
白人ならではの
文化や歴史を誇りに思い、
その活動をすると
【白人至上主義】だと非難されること。


または、


自分の子供が『黒人ではない』
という理由で、奨学金をもらえないとか
希望の大学に入れないかもしれないこと。

南部連合軍の旗を挙げられなくなる事。


こういった

『白人としての権利が侵されること』を
アンフェアだと感じているから

人種差別主義者の烙印を押されてしまって
非難された挙げ句に
『今まで出来ていたことができなくなる』
ことへの反発心が芽生え


これが

【人種差別って言うなメラメラ


という強い否定に繋がるのかなと。


この現象を
【日本が移民を大々的に受け入れたら】
に置き換えて想像してみてください。
外国から移民して日本人となった
人々に優先的な政策が取られたとします。

純粋な日本人としての
権利を主張するであろう
国民の姿が目に浮かびます。

日本人がBLMを批判しトランプを支持する時、
私には彼らがこのアメリカ特有の問題を、
日本と韓国や中国の関係と重ねて
考えているように見えます。


でも、
この国は日本と違って
歴史のDay 1から

【白人が他に人種を制圧したからこそ
成り立った国】
という事を忘れてはなりません。

もともと住んでいた民族を抹殺して、
違う大陸から黒人を連れてきて
奴隷の労働力を400年確保した
土台があったから
【世界ナンバーワン】の座を
手に入れた国なんです。


そして、奴隷の子孫はこの国で
まだ生きている。

彼らが求めているのは、

『黒人コミュニティのことも同じアメリカ人のコミュニティとして扱ってくれ。助けてくれ。』
ということなんです。


『黒人の権利運動』がオッケーで
『白人の権利運動』が差別的な理由は、


黒人の運動が
平等を求めるものであるのに対し

白人の運動はヒエラルキーの
トップであり続ける為のものだからです。