もう15年も経った3月11日。
あの日、僕は続く舌の痛みで診察を受け、
舌がんの再発と診断され、
そのまま入院しました。
再発は大きなショックでした。
病室に入り、ベッドに座り込んだそのとき、
病院が大きく揺れました。
ほどなくテレビでは、
地震と津波の映像が流れ始めました。
入院と同時に通常のテレビ番組は姿を消し、
画面に映るのは地震、
津波、原発事故のニュースばかりになりました。
再発のショックと、震災のショック。
それらが重なり合い、
なんとも言葉にできない心情の日々が続きました。
さて……。
社会全体が大変な事態ではありましたが、
同時に自分自身のメンタルもかなり追い込まれていました。
何とか気持ちを安定させたい——そう思いました。
いろいろ考えた末、
「家にあるDVDと再生機を病室に持ち込む」
という結論にたどり着きました。
比較的早い時期に番組を再開したのは、
「よ~いドン」だったかな。
テレビに“日常”が映るだけで、
気持ちは少し楽になりますね。
