〜わたしの青春〜




あの日、絶望の中で、冷たい雨の中で、日が暮れていく鎌倉の町で

わたしはひとり、線路にたたずんでいました。

なぜ、こんな弱い自分なんだろう。

なぜ、自分という人間をつかめないんだろう。

いつも逃げてばかりでいて、

いつも惰性ばかりで生きていて、

いつも人の言いなりになってばかりいて、

こんな人間が生きていて、何の生きている価値があるのだろうか。

何が人の役に立つことだろうか。

生きてこれから先もこのままの状態ならば、

自分で幸福を見つけることができないならば、

ここで人生を終わりにしても仕方ない。

それが一番楽かもしれない。

このまま、ここで、ひとり人生を終えよう。



・・・と、21歳の11月、孤独のどん底で、わたしはうめいていました。

そのとき、最後のどたん場で気づいたのです。

心から湧きあがってきた言葉があったのです。

"弱かった"

"すべてが否定的だった"

"暗い自分だった"

"もういい"

"もうやめた"

"今から生命の終わるその瞬間が来るまで、自分の力で、この弱い自分を必ず強い人間にしてみせる"



そのときから、その言葉から、わたしの本当の人生がはじまりました。

行けないならいってみよう

やれないならやってみよう

耐えられないなら耐えてみよう

その中から

本当の自分の生きる道をみつけよう

本当の自分の心をみつけよう


・・・と決めたのです。



もう二度と弱い人間になりたくない、ならないと決めて、一歩一歩ひとりぼっちの旅がはじまりました。

最初の旅は北陸から北九州まで、大きなリュックサックを背負っての旅でした。

汽車に乗り、旅費が乏しくなるとみぞれ混じりの冷たい風が吹き荒れる中を歩き、放浪したのです。

そして、心の中から湧き出てくる感情をありのままに書き続けました。

野宿しながら、無理せず、自然のままになって、自分の心に素直に生きようと言い聞かせながら、1日、又1日と歩いたのです。

そして、北九州、小倉の町にたどりついたときには、数十編の詩が生まれていました。

〜中略〜

わたしは、心の中から込みあげてきた感情をそのまま書きとめました。

数日間、小倉の町に滞在して、それらの詩の横に可愛い絵をそえ、デパートの片すみに飾らせてもらいました。

そのとき、通りがかってその絵を見てくださった人から、

「わたしのお店のガラス戸に書いてほしい」

「家に飾りたいのでゆずってください」

「友達にプレゼントしたい」

と、頼まれました。そして、

「わたしの家に泊まってくださいな」

「学校で食べるお弁当ですけれど、食べて下さい」

「応援するから、頑張って!」

と、そんな優しい言葉をたくさんかけてくださったのです。

わたしは、自分のやるべきことに信念を持ちました。

勇気が湧いてきました。

そして、何よりも人とのふれ合い、心の優しさを大切にしたいと思ったのです。

それから今日まで二十数年、自分をありのままに出しきった旅をしてきました。

たくさんの人と出逢い、素晴らしい、すさまじい人生を知りました。

それらの人びとに、何度も教えられ、何度も助けられ、何度も勇気づけられました。

また、わたしは旅に出ます。

あの日何もかもが見えなくて、ひとりぼっちで雨の中に立っていた自分を忘れず、明るく強い人間をめざして生きてゆきます。

あなた、どんなことがあっても自分の夢をなしとげてください。

本当の自分の幸せをつかんでください。

あなた、人生頑張ってください。










・・・③に続く







最後まで読んで下さり、ありがとうございます╰(*´︶`*)╯♡感謝

今後共、穴師っ子を宜しくお願い致します(^人^)