歴史は繰り返されると申しますが・・・感染症の100年毎の恐怖・・・2/2 | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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皆様

前回、感染症の100年毎の恐怖・・・1/2

では、1918-20年に流行した「スペイン風邪」をご紹介いたしましたが

今回は・・・

さらに100年さかのぼった、200年前に流行しました「コレラ」のお話です。

 

コレラは数次にわたって日本に上陸しており、

初上陸は1822年:中国経由で沖縄や、九州に上陸。江戸まで蔓延せず。.

1858(安政5)年:死者は<文久コレラ>より少ないものの有名人、文化人が落命。

          こちらの方が有名か?

1862年:死者が最多。衛生観念の普及。

 

他数次にわたって小流行を含め日本の国土に上がり込んでいるようです。

 

***地図)「コレラ」はモトモトガンジス川流域の風土病でありました。

***

英国がインドを植民地支配し、アジアでの貿易を展開していた

19世紀前半から全世界に広がっています。

 

「コレラ」原病自体

<激しい下痢と嘔吐を繰り返し、脱水症状>によって、「民を次々に死に至らしめる病」であり、

カナシーことに、江戸期には、さしたる「治療法」などあろうはずもなく、

上陸しては、その都度、好き勝手やり放題・・・

 

さて、まずは、いまから、約200年前の文政5(1822)年・・・

日本で最初に<コレラ>が流行します。

 

中国(当時は清王朝)経由で沖縄、九州に上陸したと考えられています。

本州に渡り、西日本で大きな被害を出した後、東海道沿いを東進しましたが、

江戸には到達していません・・・

 

「大井川を渡れなかった」か「箱根を登る途中」で息絶えましたか?・・・スイマセン・・・

 

次のコレラの来襲は

世に名高い、<江戸コロリ><安政のコレラ>といわれます、
安政5(1858)年。

 

感染源はペリー艦隊に属していた米国艦船ミシシッピー号で、中国を経由して長崎に入った際、

乗員にコレラ患者が出たことが判明していました・・・だったら来るなよ!!

しかも、不平等条約(日米修好通商条約)という土産までおいて行ってさあ!!

あんまりぢゃあありませんか?

 

この乗組員たちの、固まりが、100万人以上が暮らす世界最多?の都市だった江戸をチョクゲキ!!

諸説ありますが、死者は10万とも30万人とも・・・

 

安藤広重(「東海道五十三次」を書いた浮世絵師さんですよ。

日本橋・京師の起点と終点は絵が2枚ずつあるので、全55枚です)が落命。

 

さらに、廻船航路で北陸、東北にも蔓延、流行は翌年も続き、死者は上陸の翌年1859年のほうが

多かった地域もあったようです。

 

3度目の大流行は、江戸期最大・最悪の結果となった「文久コレラ」です

文久2(1862)年。江戸時代の流行では最も多くの犠牲者(56万人)を出しましたが、

知識人や文化人が多く落命、また江戸を直撃した被害の大きさ、衝撃度から

安政のコレラの方が史実として有名です。

 

 

***コレラ二題

 

●安政のコレラから「すぐ死んでしまう=コロリ」と呼ばれたり、

日本流に、「狐狼狸」と書いたり、

千里を駆ける虎のように瞬く間に伝染していくことから「虎狼痢」という字を当てたりしましたが、

最終的に「虎列剌(コレラ)」が浸透していきます。「虎」の字は猛威を伝えるのに

民衆にいかにもふさわし印象を与えたのでしょう。

 

### いつの間にかトラに近い「動物?」としてかかれていた「虎狼痢」

 

「虎狼痢」の「痢」は「下痢」の「痢」でしょうか?

うまいなー・・・スイマセン・・・ヘンナトコロデカンドーして

 

 

 

●文久のコレラの「オテガラ」

 

コレラの流行まで、日本には「衛生観念」なるものはなく、

病になれば「加持祈祷」などの<神頼み>でした。

蘭学の訳本の中で

「身体と衣服を清潔に保つ」「室内の空気循環をよくする」「適度な運動と節度ある食生活」などが

推奨していましたが、次第に、まちいしゃをとおして、民衆に広がっていきました。

 

 

歴史は繰り返されると申しますが・・・感染症の100年毎の恐怖・・・2/2  了

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

またやっちまいまして、少し書き残したことがあります。近いうちにお出しします

 

  カラスのクンセイ 拝