県北から行きましょう。分類はいつもの自己流下記の分け方です
*********分類*****************4/24のカイトウ編でも同じ記事があります
◇:本来の読みだが、なじみがない字(最近使われなくなった字)が地名に入って難読になってしまった
◆:「訓読み」がないので「音読み」から、ふさわしい「訓読み」を考えてみたものの
肝心の「読み」が漢和辞典や国語辞典に載っていないので迷ってしまう
#字の脱落や調子を整えるために、余分な一文字の読みを加えたら
俄然読みが難しくなった。
⇔読みの調子(発音重視)が良くなるよう、本来の読みから1文字脱落させたら難読化
→渡)渡り音効果、二文字以上の地名で隣同士のひらがなが親戚筋の時一方が片方に吸収され①文字脱落
●旧仮名遣いを現代発音化、または音便によって読みが複雑化
■慣例的に古来より使われてきていたが、「死語」となり、難読化したと思われるもの。
▲2-3文字の地名で「セット」で意味を成す地名:下記の「治田」(2番目に登場いたします)
当)それらしき文字を並べて、オヤジギャグ風の物から古典落語風のものまで・・・「当て字」です
*上記の分類に分けられぬ「本来」の難読地名
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今回は四日市市、津市(旧・久居市を含む※)、伊賀市の3市分です。
①四日市市
①-1:■午起 →「午」うまどしの「午」、「うまの刻」が真昼なので「正午」
「死語」ではありませんが、だんだん我々の生活から遠ざかっていきます
よみは「うまおこし」
現代でも活躍するときが時々あって、「ひのえ(丙)午」
①-2:●赤水→読みから先に行きましょう。「あこうず」
分解すると a - ka- mi - zu ⇒ a - ko - u - zu
類例をあげますと、皆様よくご存じ:赤穂:あかほ→あこお(う)
そして 渡)上水流:かみみずる→かみずる
(現在は宮崎・都城市の町名)
もともと「かみ・みず・る」だったものが、途中の「み」が脱落
したと思われます。
以上の赤字から
「あこうず」は「あこう・ず」であることと、水を「ず」と発音していることがわかります
②伊賀市
②-3:■日南町 →「ひなたちょう」。「日当たり良好の土地を<日南>、斜面を<日向>と使い分けている
地域があるようですが、どちらも読み方は「ひなた」
ただし、<日向>は諸賢ご存知のように、「ひむかい」「ひむか」「ひゅうが」・・・などなど
たくさんのバリエーションがあります。
②-4:■猿野 →読みから行きましょう「ましの」もちろん「まし・の」で、ふるい「さる」の大和言葉「ましら」が
由来です。この地方はサルが多かったのでしょうか?
②-5:■真泥→これも読みから「み・どろ」、大和古語で混ざり気がないことの形容詞に「真」をつけて「み」
と発音することがあります。地名の成立としては6世紀ごろかと思われます
②-6:*阿保→よみは「あお」で、不思議と嫌われている二重母音の地名になっています。
もっとも、a - ho から h を脱落音にすれば、a - o しか残りません・・・
チューモクすべきは、この「h」の脱落と、残ったa - oの組み合わせです。
a - o → a - ho → ka - ho →a -ka - ho → 赤穂あかほ
脱落していった文字を、拾ってつけてみました。
「こじつけだろーさ」・・・たぶん、そーでしょう
しかし、前半のゴシックの部分には何らかの規則性を感じずにはおれません。
③津市
③-7:■五百野→「五」は「五十嵐」「五十川いそがわ(鶴岡市・羽越本線)」などで使われてご存知かと
思われます。発音は「い」
「百」は「大きい」に通ず。
また上記以外にも「おお・お」と発音例は皆様ご存知と思われます。
「八百屋」、また、少しローカルですが、廃線になりました、名鉄・八百津線八百津駅。
街・八百津町の由来は八百の港(津)があったからだとも言われておりますが、
町のHPには載っていないそうです。
諸説あるのか、はっきりしないのか?といったところと思いますが、嘘八百ですと嫌ですね
とゆーことで「いおの」です。
③-8:■日南田 →「ひなた」。発想は②-3と同じです。
※③-9:*新家→「にのみ」・・・「稼ぐ」に「みのる」の意味があります。
考え方として①「あらた」に「興った」家系
②「あたらしい」「収穫物=稼ぐ=かせぐ=みのり→「み」いり」の保管場所
あるいはその管理人の家系。
古来、大切なものを守りたいときには、ヘン・ツクリを省略してカモフラージュ
よそ者が来ても簡単には荒らされないように字面の工夫をしたといわれます。
※③-10:◇木造→「きづくり」ではありません
旧 「きづくり」町・・・2005年周囲の町村と合併して「つがる市(ひらがな市)」になった
西津軽郡、五能線上の町でした。
こちらは「こつくり」・・・ぢゃ、「こ」と「き」とどー違うんぢゃい!!
あまり差はないですが・・・大雑把には「き」は名詞的に使って
「き」本体の様子を表します
立木、雑木、石川啄木 etc
「こ」は木に関係する熟語の上について、形容詞的役割をするようです
木枝こずえ、木端こっぱ、
※③-11:◇幸町 →「 さやまち」 sa - ya - ma - chi
幸町をローマ字で上記通りに書きますと上のようになりますでしょ?
やっぱりこの出だしは「さいわい町だった」と思うのです
そーしますと、いつもどーりにやっていってみましょー
◆二重母音は嫌われる
例)西馬音内(雄勝鐡道→羽後交通雄勝線) にしーうまーおとーない→にしもない
コーユー時はアルファベッドがいーですねー
nishi - uma - oto -nai 馬を「ま」と発音するところから始まっているようですが、この変化は
皆様よくご存じと思いますので・・・え?・・・なんかしろ・・・
「馬込まごめ」
次に「まーお」の ma-o が二重母音で「t」まで脱落音にしてしまいました」
で、 ma/o-nai となったわけですが・・・どーして「o」がえらばれたのか?
地名の1文字ー2文字目の母音は同じもの、2文字ー3文字目は違うものが
選択されることが多いようです
もちろん、例外はたくさんあります
浦和:u-a-a,宮崎:i-a-a-i
本題に戻りましょう。
sai -wai -
まず2か所の二重母音[ai]ですが、後半の「i」が落ちることが多いようです
北陸鉄道、旧・能美線:灯台笹tou-dai-shino→to-da-shinoとだしの
でもいきなり、sai -wai - → sa - wa - とゆー変化はないと思います。
ぢゃ、どーゆージュンバン?・・・ここで日本語の特徴が生きてくるのが
「どこにアクセントがあるか?」とゆーことです・・・え?日本語にアクセントなんてあるの?
英語圏のように、語句の一部を強く発音すアクセントを「ストレス・アクセント」
日本語のように、音の高さで、ものを区別しようとする方法を「ピッチド・アクセント」
といいます。ex)橋は↑し、箸は↓し
「さいわい」ですと「・-・-・-・」か「・-・-・_。」でしょうか?
後ろの二重母音から先に消えると思われます(聞こえづらくなるので)
すると sai - wai → sai - wa となりました。
さてここで、もう一つのsaiからiが落ちるか?
あ、もう一つ、大事なことをお話しすることを忘れていました。
ここで[W]は「半母音」と申しまして文法的に性質は、子音というより母音寄りですが
(まいてまいて)
前後の母音で「渡り音」をつくるといわれています
つまり、sai - wa → sa -iwa と前の「さい」の「い」の音も引っ張ってしまうわけです。
地理・鉄道にお詳しい方ですと、北海道に「岩見沢市」があるのをご存知かと思います。
本当の発音はもちろん i - wa - mi - zawa ですが、地元でない方が地元の方の早口で話になっておられる
ところをお聞きになると
ya - mi -zaa または ia - mi - za と聞こえるかもしれません。
[W]には不思議な力があるようです
ここで分かったことは・・・i - wa → ya または ia ときこえるということです
当然長年の間にそういう発音になってしまうかもしれません。
でわ、幸町に戻ります
sai - wa → sa -iwa となっていたところ
上段でご紹介した通り、赤字の部分をご覧いただきますと解決会うるかと思います
sa - iwa → sa - ya 「さや」町はこうやってできたであろうというあくまでも推論であります。
※③-12:■戸木:「へぎ」
おなじみ東北・南部藩の「戸制へせい・・・一戸、二戸・・・」と関係ありか?と思って調べて
みましたが、「へぎ」のほうがずーーーと古い地名だということがわかりました、
※③9-12:平成18年1月まで旧・久居市域の字で津に合併
ずいぶんとのんびりやらせていただきました。
御無礼をお許しください。
また さいごまで見捨てずお読みくださった方ありがとうございました。
カラスのクンセイ 拝
