平成25年夏の北海道の短時間異常集中豪雨(ゲリラ豪雨)+α | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

<実はこの記事9/13のものに少し足して書きなおしたものです>

余生庵 カラスの晴耕雨読ぶろぐ…クンセイになるカモ

皆さんは「ゲリラ豪雨」の原因、大雑把にはつかんでおられることと存じます。


*地面付近の暖かい空気が上昇すると、上空の冷たい空気とぶつかり、大気の状態が不安定になります。この不安定を解消しようと上下の空気が混じり合う対流が発生します。


*この時の空気が湿ったものであれば、上空に行くに従って下がる気温の中で、空気に含まれる湿気・水分が凝結して雲になります。

この雲が積乱雲となります。積乱雲は垂直方向に発達するため、局地的な狭い範囲に激しい雨を降らすことになります。


降雨の時間は短いのですが、1時間に100ミリを越す場合もあるといった猛烈な雨になることが特徴的です。


そのほかに、市街地のヒートアイランド現象などが、上昇気流を起こしやすくするなど悪さの手助けをしております。


さて、平成25年は9月10日までに、今年の夏の北海道は全国最多の12回のゲリラ豪雨に襲われたそうです


とりわけ、827日の集中豪雨は千歳線の北広島・島松間が冠水、信号の誤作動のため一時運転を見合わせなければなりませんでしたし、千歳線の南側の終点の苫小牧では、一般家屋に床上浸水が出たようです。

上昇気流を作るとき、太平洋の水を思い切り吸い込んでしまったのでしょう。


ところでゲリラ豪雨には、「急に暖められた空気が必要」と申し上げましたが、「ゲリラ豪雨の起こる地域の大気・土地の温まり方」は、やはり、関東・京阪神の気温40度近くに温められるスピード・確実性にかないっこないはずです。

そーであるはずなのに、どーして、本州から比べても気温が低い、「北広島以南」におこったのでしょうか?


その「謎解きの情報元」として、次の日本経済新聞 電子版<2011/7/22>をお示ししたいと思います。


筑波大学と東京都環境科学研究所の研究チームは、東京都で過去15年に発生した「ゲリラ豪雨」を分析し、都心では中野区や練馬区など23区西部で起きやすいことを突き止めた東からやって来る水蒸気を含んだ海風が標高50メートル前後の小高い地形で押し上げられて上昇し、局地的に激しい雨が突然降ったと考えられるという。気象庁が出す短時間の降水予報に役立つ可能性がある。

 

そーいえば、千歳線の東側に「馬追丘陵」という東西に延びている分水嶺と言うというとおおげさですが、高地がありますし、このおかげで冬シベリア寒気団がやってくると、千歳辺りを境に、山の北側に寒気団がぶつかる影響でしょう、多雪地帯になります。

それをこえた苫小牧あたりの雪の量ははるかに少ないです。


で、その「馬追丘陵の他に、苫小牧・岩見沢間の室蘭本線は千歳線あたりより25mほど高いところを走っていますし・・・


しかも函館・千歳線分岐部から見て、北広島に向けて南下する時、室蘭本線に近づいたら「高地に近づく」ことになりますね。


結局、天候の変化のスピード展開と、丘陵地帯の南北両側に雨が降るという、寒気団と多少違うような結果が出てしまっていますが、原因論的には夏場の豪雨と冬場の豪雪は同じものを見ているのではないかというように思えてきました。


ということで前回の9/13の記事は書き終えています。


ところが、ついつい先ごろおいでになった「台風18号」様。

これで、また、北広島ー島松間が5時間に亘って冠水。

道央のメインストリートがこんなに長くつぶされていたのもチョットないことで、保線の方も頭の痛いことだと思いました。


では、この北広島以南の「こけ方」にはやはり何かありそーではありませんか??・・・

とゆーわけで、以下の赤字区間の地質でもしらべてみましょー、とゆーことになりました。

●(札幌)・・・ー上野幌ー北広島ー島松ー恵み野ー恵庭ー・・・(苫小牧)

◎広島以北までは「野幌丘陵」の砂層・礫層が何層も重なり水量・水質とも有力な帯水層として、地下300mまで続いております・・・帯水性がでかそー・・・

◎一方、広島以南では、西側は支笏火山噴出物で帯水層が成立しており深さ200m。

東側半分では、馬追丘陵の地質となり、砂層の薄い帯水層か、例外的に岩盤上の帯水層で100cm程度。


以上から北広島駅を境に、南北で、大雨の時の地盤の水分の受け入れ態勢にずいぶん差があり、南側が圧倒的に不利であることが、私にも改めてわかりました。


☆こんな歳になってもベンキョーって必要ですねー。