「アイドルの振付を依頼したいけれど、いくらくらいかかるの?」
初めて振付師に依頼する場合、料金の相場が分からず悩む方も多いと思います。
実際のところ、アイドルの振付料金には決まった正解があるわけではありません。
振付師によって料金設定や制作スタイル、
含まれるサービスが異なるため、同じ1曲の振付でも金額は変わります。
今回は、公開されている料金例を参考にした一般的な目安と、
実際に振付を依頼するときに確認しておきたいポイントについてまとめます。
◇アイドルの振付費用の目安◇
一般的に、1曲の振付料金は以下のような価格帯で設定されているケースがあります。
3万円〜5万円程度
比較的シンプルな構成や、若手振付師などの場合に見られる価格帯です。
振付に加えて、1〜2回程度の振り入れが含まれている場合もあります。
ただし、「3万円だからこの内容」と一律に決まっているわけではありません。
振付のみなのか、振り入れまで含まれるのかなど、
内容を確認することが大切です。
5万円〜10万円程度
アイドルグループの楽曲を1曲フルで制作し、
フォーメーションや細かな指導まで行う場合などに見られる価格帯です。
振付だけではなく、
- フォーメーション
- 振り入れ
- メンバーへの指導
- 修正
- 復習用動画
など、どこまで含まれているのかによっても料金は変わります。
10万円〜数十万円以上
実績のある振付師や、メジャーアーティスト・テレビなどの案件を多く手がけている振付師の場合、
さらに高額になることもあります。
また、振付だけではなく、演出やステージング、
構成などまで依頼する場合は料金が変わることがあります。
◇料金は「振付そのもの」だけで決まらない◇
振付を依頼するときは、金額だけを見るのではなく、
その料金でどこまで対応してもらえるのかを確認しましょう。
例えば、
- 1曲フルの振付が含まれるのか
- フォーメーションも考えてもらえるのか
- 振り入れは何回含まれるのか
- 1回のレッスン時間はどのくらいか
- 修正は何回まで可能なのか
- 修正後の再レッスンは含まれるのか
- 復習用のレクチャー動画がもらえるのか
- スタジオ代はどちらが負担するのか
- 交通費は含まれているのか
などです。
同じ「5万円の振付」でも、含まれている内容が違えば比較することはできません。
「振付料金はいくらですか?」だけではなく、
「その料金には何が含まれますか?」まで確認することが大切です。
◇最近はSNSから振付の依頼が来ることも◇
最近は、SNSのDMから振付師にキャスティングの連絡が来ることも珍しくありません。
公式サイトなどに問い合わせ先が記載されている場合はそちらから。
問い合わせ先がない場合は、
InstagramなどのDMから連絡するという方法も、
SNS時代の今では一般的な仕事の始まり方の一つだと思います。
ただし、DMで話が進んだからといって、
条件を曖昧にしたまま制作を始めるのはおすすめしません。
振付を依頼するとき、最初に確認しておきたいこと
私が特に大切だと思っているのが、お金と制作条件を最初に明確にすることです。
① 支払日
「いつ支払われるのか」を最初に確認します。
請求書払いなのか、着手前の支払いなのか、納品後の支払いなのか。
支払日が曖昧なまま仕事を始めないことが大切です。
② 税込・税別
提示された金額が税込なのか税別なのかも、
最初に確認しておきましょう。
「5万円」と言われたときに、
実際の請求額がいくらになるのかをお互いに認識しておくことが大切です。
③ 源泉徴収の有無
個人の振付師に依頼する場合など、
取引内容によって源泉徴収の扱いが発生することがあります。
もし源泉徴収を行うのであれば、
後からではなく、契約・発注時点でその旨を伝えておくとトラブルになりにくいでしょう。
振付師側も「最終的にいくら受け取るのか」を事前に把握できます。
④ 修正の範囲
「修正1回」と書いてあっても、どこまでが1回なのかは人によって認識が違います。
例えば、
「一部分の修正なのか」
「1番全体の作り直しなのか」
「方向性そのものを変更する場合も含まれるのか」
など。
ここも最初に確認しておくと安心です。
⑤ 振り入れの回数
振付を作ることと、メンバーに振り入れをすることは別の作業です。
「振付料金に振り入れ○回を含む」という場合もあれば、振り入れが別料金の場合もあります。
ここも必ず確認しましょう。
振付師にフィードバックするときも、言葉は大切
制作途中で「イメージと違う」と感じることはもちろんあります。
振付師も、より良い作品にするために意見をもらうことを必要としています。
ただ、フィードバックをするときは、
できるだけ具体的に伝えることをおすすめします。
例えば、
「ここはもっと楽曲の疾走感を出したい」
「この部分はメンバーが踊ると少し難しく見えるので、もう少しシンプルにしたい」
「グループのコンセプトに合わせて、もう少し可愛らしさを入れたい」
など。
「ダサい」「なんか違う」だけでは、
どこをどう変えればいいのか振付師にも伝わりません。
クリエイションは、お互いに意見を出しながら作品を作っていく仕事です。
だからこそ、相手へのリスペクトを持って、具体的に意見を伝えることが、
結果的に良い作品につながると思っています。
料金だけで振付師を選ばないことも大切
もちろん、事務所やプロジェクトにはそれぞれ予算があります。
予算内で依頼することは大切ですし、振付師側から提示された料金だけではなく、
「この予算でお願いできませんか?」
と相談するケースもあります。
ただ、料金が安い・高いだけで振付師の良し悪しを判断することはできません。
大切なのは、
自分たちがどんな作品を作りたいのか。
そして、
その作品を一緒に作っていける振付師なのか。
ということだと思います。
100人の振付師がいれば、100通りの作品ができる
振付には絶対的な正解がありません。
同じ楽曲を100人の振付師が聴いたとしても、
100通りの振付が生まれると思います。
だからこそ、
「有名な振付師だからお願いする」
「安いからお願いする」
だけではなく、
- どんなアイドルにしたいのか
- どんな楽曲にしたいのか
- 流行を取り入れたいのか
- グループの個性を出したいのか
- バズを狙いたいのか
- メンバーのスキルに合わせたいのか
を考えたうえで、自分たちに合う振付師を探してみてください。
振付師と運営が同じ方向を向いて、
一緒に作品を作ることができれば、
その楽曲はきっとステージだけではなく、
ファンにも伝わる作品になっていくと思います。
私自身も、楽曲・コンセプト・メンバーのスキルなどを考えながら、
プロデューサーさんやクリエイティブチームの方と相談し、一緒に作品を作り上げていくスタイルで振付の仕事をしています。
この記事が、これからアイドルの振付を依頼する方の参考になれば嬉しいです。
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