不動産の購入は現金払いの方が安くなる!? | 不動産営業マンの業務日報

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大工~現場監督~ハウスメーカーの営業を経て、20代後半には会社経営に失敗。今現在は不動産会社役員として主に売買仲介の営業に日々奮闘中!
保有資格は、宅地建物取引主任者・2級建築士・損害保険代理店資格。

 

 

「支払いは現金(キャッシュ)だと安くなるんですか?」

 

「現金(キャッシュ)で払うんだから安くならないの?」

 

 

こう言ったお言葉・・・。

 

お客様から良く聞きます。

 

不動産を購入する際に、現金(キャッシュ)払いだと安くなるものなのか?

 

 

結論から言ってしまうとあまり関係ありません。

 

(諸事情があって、安くても良いから一刻も早く不動産を現金化したい方は別ですが・・・)

 

皆さんがご自宅を売りに出した状況をお考えいただければご理解いただけると思います。

 

 

購入希望者が、現金だろうが住宅ローンを利用しようが、

 

売主さんは確実にお金が入ってくれば良いだけ(笑)

 

 

現金払いのメリットとしては、

 

 

 

1.住宅ローンの手続きがないので、比較的早く売主さんにとっては現金化できる。

2.ローン特約(契約後に予定していた融資額が借入できなかった場合は契約を白紙に戻す特約)がないので、契約後に解約になるリスクが少ない。

 

これくらい?

 

 

 

ところがですよ・・・

 

 

 

 

我々、仲介業者にとっては「現金」と言うお客様ほど逆に恐いのです。

 

(((( ;°Д°))))

特に高額物件は・・・。

 

住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンの融資を申し込んだ金融機関から「融資の承認」という、確実にこの“買主さんは残代金を支払えます”という確証が得られるのですが、現金払いはこれがない。

 

 

残代金を支払う際(残金決済時)も、住宅ローンを利用している場合は、売買に関係する人間がその銀行に出向き、その場で買主さんの通帳に住宅ローンを融資して、すぐにその場で売主さんに残金を支払うため、仲介業者としては何の心配もないのです。

 

 

現金払いの場合・・・。

 

 

契約時は本当に現金を持っていても、残金決済時までにその現金使っちゃったらどうなるの?

 

もちろん残代金が支払いできなくなれば買主さんの違約として違約金の支払いにはなりますが・・・。

 

現金って言ってるけどホントに現金持ってるの?

 

あまりにも高額な物件の場合や、失礼ですが不信な場合は契約前に「残高証明」を請求して見せてもらうこともあります。

 

 

【過去に私が経験した現金客とのトラブル】

 

 

 

1.貸した金は手元になきゃ現金ぢゃない。(;°皿°)

 

 

土地の購入にあたって、「購入申込書」を記載してもらっている際の会話。

 

 

「・・・・・・・・で手付けはおいくらに致しますか?」

 

「手付け?う~ん・・・いくらにしようかなぁ・・・?」

「明確な決まりはないのでおいくらでも結構ですよ。」

「50万くらいだったらなんとか・・・。」

 

(ん?現金でしょ?なんとか?購入物件は3500万円。現金払いなのに少なくね?)

 

 

「契約希望日はいつがよろしいですか?」

 

「契約の時に手付けって用意するんですよね?」

「はい。・・・・・・・・・・・・・?何かご心配なことでも・・・・・?」

「返ってくるかな・・・・・?いや・・・実は●●って言う人知ってる?凄い人なんだけど?」

「いえ・・・知りませんが・・・?」

「いや、その人にねお金貸してて返ってくるときには○○○万円が○○○○万円になって返ってくるんですよ(≧▽≦)」

 

騙されてね(笑)?

 

 

もちろん、お断りいたしました。

 

だって、そのお金が返ってきたら残代金を支払うなんて契約できませんから。

いつになるか分からない(笑)

 

2.入金予定のお金は現金ぢゃない。(;°皿°)

 

 

7,000万円ほどの中古住宅。

 

客付けの業者から買付が入った。

 

内容を聞くと「現金払い」。

 

買主さんは会社社長。

支払いは全く問題ないとのことで契約。

 

しかし・・・

 

 

残金決済間近になって決済の日を延ばしてきた。

 

 

理由を聞くと、取引先から予定をしていた入金が延ばされたという。

 

売主さんに事情を説明して、合意の上で引渡し日を延期。

 

その延期日間近になって・・・

 

また決済をズルズルと伸ばしはじめた((゚m゚;)

 

理由は同じ・・・。

 

 

いつになるのか分からない残代金の支払い。

 

「買主の債務不履行」 により解約。

 

違約金の請求!

 

 

まっ・・・こんな方なので払うわけありませんよね(笑)

 

 

運良く、すぐに次の買い手がついたのと、売主さんも時間と費用をかけて裁判までするのもばかばかしいと考え、それ以上のことはしなかったようです。

 


売主さんには多大なるご迷惑をお掛けしてしまった出来事でした。

 

 

 

このように、現金払いと言うのは仲介業者にとってはある意味恐いのです・・・。

 

 

 

 

これだったら、属性(勤務先や勤続年数、年収等)の良い、住宅ローンを利用するお客様のほうが余程安心だったりもするわけです。

 

 

皆さんがご自宅を売りに出した時、上記のような買主さんと契約しちゃったりしたらどうします?

 

(((( ;°Д°))))

これなら特に売り急いでないのであれば、住宅ローンを利用する買主さんのほうが安心だと思いません?

 

まぁそれを見極めるのも仲介業者の役目

 

(-_☆)

 

現金(キャッシュ)での支払いはメリットも当然ありますが、

 

現金購入だから安くなる!

と言うのはあまり関係ないような気がします。

 

要はその物件次第ってところでしょうかね・・・?

 

 

個人的には現金のお客様はあまり好みません(笑)