前回分
「最近、メチャクチャ暑くて……夕立が来ると涼しくて夜も快適なんだけど、ナリゾウのところで何とかならないのか?」
スズハラさんはそう言いました。
「それが……おいら達のところも雨水が盗まれたり、カミナリドラムセットが壊される事件が多発していて困っていたところなんだ」
ナリゾウはそう返します。
「え、そんな大変なことになってるのかよ~~」
スズハラさんは驚きました。
「地上界ではどういう風にして夕立が来るってなっているんですか?」
ずっと静かだったレビンが珍しく尋ねます。
「あ、そうか~~えーとね……」
スズハラさんはスマホを取り出すと、
「このサイトが1番判りやすいかな、
……上昇気流、上空と地表付近の大きな気温差、高温多湿の空気の3つが揃うと、大気が不安定になり夕立の雲が発生。
高温多湿の空気は、気圧配置の影響が大きい。
つまり大気が不安定になれば雨雲が発生するという感じかな?」
夕立のメカニズムを読みます。
「何だか良く判らないけど、風神族のタツ&マキ社みたいなもんだね!
最近、雨不足だから雨雲を発生させる開発をしてるみたいだからさ!」
ナリゾウはニコニコしながら言います。
「え、あ、タツ&マキ社…風神族…ねえ~~、よく判らないけど上も大変なんだな~~」
地上界の見解は、大陸からの乾いた熱風で南の海上にある停滞前線向かって逆風が吹いている為だと……
なので真夏のような南からの湿った空気の供給が無い為積乱雲の形成が鈍くて夕立も無いと。
要するに、このところの地球温暖化が原因。
「メカニズム的には……不安定な気圧に湿った雲がないと夕立は来ないってことか、
じゃあ、逆に盗まれても大丈夫なぐらいたくさんの雨雲を引っ張って来ればいいんだ!」
「ええっ⁉」
ナリゾウがまたとんでもないことを思いついてしまい、スズハラさんとレビンは驚きます!
でも、本当にもしもたくさんの雨雲も引っ張ってきたとしたら……
ね~~皆さんは大変なことになると知ってるから、やめろやめろー! となりますが……
「あ、あのさーそれはマジやめた方がいいよ、水神の時の二の舞になるかもだからさ」
スズハラさんが慌ててやんわりナリゾウを止めます。
「あ、水神様! そうだ水神様にも会いに来たんだった!」
ナリゾウはテヘペロになり、スズハラさんとレビンは軽くこけました。
果たしてナリゾウは水神様に会ってどうするつもりなのか?
続き
はじめから
