前回の洗濯物シリーズ
「どうやらキッズ服入れで事件があったらしい」
棚に置きっぱにされていた黒縦じまパンツのタテジマくんが他のパンツ達に言います。
「何があったの!?」
パンツ達は騒然としました。
タテジマくんは言います。
「ええっ!?」
「そこでだ、今から怪しいヤツから尋問しようと思う! まずは紺パンお前からだ!」
タテジマくんがいきなり紺パンくんを指名しました。
「わ~~! 何でだよ!?」と紺パンくんは困惑します。
「いつもペラペラペラペラ……しゃべるお前が大人しいからだ! 何か知っているなら吐けっ!」
タテジマくんは横暴です。
「何も吐くことないし、いきなり昭和~~」
紺パンくんは余計なことを言ったので、
「おい、ボチンパンツども押さえろ」
「ボチン!」
まさかのボチン3兄弟に3方から押さえられてしまう紺パンくん。
「な、何すんだよ~~!」
紺パンくんはちょっと動揺します。
「知っていることを吐かねーと、ボチン3兄弟がそれぞれ逆の方向に引っ張って破いてしまうぞ、そうしたらお前はゴミ箱行きだ! いいのか!」
「わ~~それだけは勘弁して下さ~~い!」
まさかのタテジマくんは、紺パンくんを拷問にかけてゴミ箱に行きにしようとします。
なんて○○ジマくん並に酷いのでしょう……
「判った! オレが話す、だから紺パンを破くのは止めろ!」
そこでまさかの黒パンさんが止めに入りました。
「黒パンの兄貴~~」
紺パンくんは涙ぐみます。
「袖無しキッズ肌着達は……Tシャツの棚にかくまっているんだ」
黒パンさんは言いました。
すると、
「すると、僕達もう元の場所に戻りたくないんだ~~」
Tシャツ入れの引き出しから、なんと袖無しキッズ肌着達がひょっこり顔を…いや違った体を出します。
「何だ! お前達、何でそんなところにいるんだ?」
タテジマくんは聞きました。
「それは……」
余程悲しいことがあったのか、肌着がしゃべろうとした途端、その時のことを思い出したらしく泣いてしまいます。
それに続いて他の2着もつられて泣き出しました。
「何だ、何だ? 泣いてちゃ判んねよー」
タテジマくんは戸惑います。
すると代わりに黒パンさんが、
「あのなー、この家の子供がな、袖無し肌着を着たくねーから、トイレに毎日隠したそうだ!」
単刀直入に言いました。
「はあ? 何だそれは……詳しく!」
タテジマくんは黒パンさんに詰め寄ります。
なので……
1日目はトイレブラシ入れの箱に隠し、2日目はもっと酷くて便器の後ろ側の床に置かれ、
3日目はなんとバケツの中に隠されたことを黒パンさんは語りました。
途端タテジマくんは、
「そりゃあ大変だったな~~! しかもトイレに置き去りとはトラウマもんだ~~」
さすがにかなり動揺しました。
「奥さんが見つけ出さなければ、まだトイレにいたまんまだったかもしれないんだ」
黒パンさんは言いました。
「そりゃあ奥さん、激怒しただろうな~~」
タテジマくんはとうとう笑いをこらえながら言い……
「奥さん、更に追い討ちかけられて、そのトイレに肌着を隠した子供さんから牛乳にポン酢入れられたらしいですよ」
黒パンくんはとうとう笑いながら言うと、タテジマくんまで、
「牛乳にポン酢はキツイな~~……旦那すらもそこまでのいたずらはやったことがないらしいのにな!
フッフッフッフッ……ブワッハハハ~~!」
笑いをこらえきれずとうとう爆笑してしまいました。
あの鬼の? タテジマが笑った……
みんな驚くと共にこの家の子供の武勇伝につい次々に吹き出していき、とうとうみんなで大笑いしました。
そうして一旦、袖無しキッズ肌着は諭されて元の場所に戻ります。
奥さんからは罰として? 子供に夜も肌着を着ないように言い渡されてしまい、肌着達は無事でした。
すると、急に寒くなり……
なんと子供用の肌着は袖無しから袖ありの肌着にチェンジすることになりました。
「良かった~~、来年までゆっくり出来るね」
「ねー」
袖無しキッズ肌着はシーズンオフになり、来年の春までゆっくり眠れることになりましたとさ。
めでたし、めでたし?
おしまい
(紺パン)ちょー! オレの出番はこれだけ? 拷問されかかっただけじゃんかよー!💦
5.5の特別編だからね、(ちょ…💦)おしまい
次回分
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