「……ボチン、ボチン、ボチン、ボチン、ボチン3兄弟♪ジャンジャン♪」
しかも今回はだんご3きょうだいをボチンでパロっていました。
まさかの靴下の黒ソックス3兄弟まで参戦します。
意外とみんな受け入れていましたが、ただひとつ気に入らないのはこのモノだけでした。
「かあ~~! てやんでぇ! バローメー! っせえんだよ~~ちくしょうめ!」
黒パンさんにとっては思い切り音ハラでした。
「黒パンの兄貴、ここ東京じゃないのに江戸っ子になっちゃってますよ、しかも死語連発っす」
紺パンくんが余計なことを言ったので、
「ざけんなっ! 紺パン! バッキャロー!」
やっぱりとばっちりを食らいます。
「明日は1着旦那さんに履いて貰いましょう、そうしたら静かになるし」
と紺パンくん。
「おう、まーな、それより……」と黒パンさん。
「はい?」と紺パンくん。
「長パンツどもの引き出しがやけに騒がしいんだが、何かあったのか?」
黒パンが気になります。
「そんなに気になるなら行ってみます?」
「おお、ああー」
紺パンくんは黒パンさんを誘いました。
そして、1番下の長パンツの入っている引き出しに行くと……
「グッ! な、何だ! この花畑より密度が高い花なのかハーブなのかの香りは!」
黒パンさんは凄い香りに驚きます。
「あー柔軟剤ですね」
紺パンくんは意外と冷静に答えました。
「一体、誰から匂ってんだ、バローメーが!」
まだ黒パンさんは江戸っ子になっていました。
「あ、オレっす」
「お前、新入りか? どこから来た?」
いきなり黒パンさんは先輩風です。
「数週間前からこちらでお世話になってっす、よろしくっす、あー臭いっすよね? これ旦那さんの実家で洗われたらこの通りな匂いになっちまったんす」
レギンは律儀に答えます。
「あ~~そうなんだよ、旦那の実家の……母ちゃんさんは思い切り香りの強い柔軟剤使ってて、オレも泊まった時は犠牲になったわ…」
グリーンのカーゴパンツのグリンが言いました。
かつてカーゴパンツ、略してカーパンは宇多田ヒカルのオートマチックのVで一気に人気に火がつき、
みんながここぞと買いに行って見つけられない程、当時は人気なパンツだったらしい。
てその説明はいらないけれど……
「そうかー、ここの奥さん普通の柔軟剤使っているから余計臭さが目立つんだよな~~」
紺パンくんが言います。
「早く洗ってもらいな」と黒パンさんはそう言うと、
「うっす」とレギンは返事をしました。
「レギンって体育会系ですね~~」と紺パンがこそっと言うと、
「帰るぞ」と臭いのでさっさと帰ろうとする黒パンさん。
そして帰ると、
「うっ」「わ!」「臭い!」
他のパンツ達が騒ぎだします。
「うわ~~! ヤバイです、黒パンの兄貴~~レギンの柔軟剤がオレ達にまで移りましたよ~~」
「やべえマジか~~!」
黒パンさんは驚きます。
まさかのレギンの柔軟剤が移ってしまった黒パンさんと紺パンくんは、スメハラになってしまいました。
仕方ないので……
「わりいな……しばらくここで寝かせてくれ」
「いいよ」
「別に構わないよ~~」
「僕達靴下だから、使用されると思い切り臭くなるもんね~~」
「ねー慣れっこだもんね~~」
靴下達は意外と受け入れに順応してくれました。
良かったね、黒パンさん、紺パンくん。
まー残り香が移っただけなので、わりとすぐ臭くなくなったとか何とかなったらしいとか……
おしまい
次回分
最初から




