届久太郎だけではなく、津留照樹までも死んでしまい……
町替はがく然とする。
なぜ? 何があったんだ?
テルは封書を開けずにうちに投函に来ただけ……
考えた答えはひとつだけ……
俺と同じく中を見た?
それともあの小包を送ったのは、まさかテル!?
だったら届久は何で死んだ?
やっぱり小包の中を開けないと……
いや、今度こそ開けたらヤバイ……はず。
あ、そうだ! テルは此方賀星夏の住所を突き止めようとしたっけ?
結局、此方賀星夏と接触したのか?
「電話してみるか……」
町替は再び、此方賀星夏に電話をした。
もう頼れるのは星夏しかいなかったからだ。
『……また電話してくると思った。
あんたに関わった人達はみんな死んだのね、そうでしょう』
星夏はすぐに電話に出た。
「全て判っているんだろう? 魔女だから……」
『へーやっと信じる気になった? で私があんたの友達と接触したか知りたいんでしょう?』
やはり何もかも把握していた。
「ああ……」
『そうよ、あんたの友達、津留照樹は私に接触しようとしてきた……』
「じゃあ、お前が殺したのか!?」
『ちょっと、どうしてそうなるの! むやみにこちらだって好き勝手に殺したり出来るわけじゃないんだから!
魔女だってね、それなりの代償だったり対価を払ったりしているの!
あんた達と違って命ではなく魔女の力だったりするのよ。
下手したら全く力を失って普通の人間になってしまうことだってあるんだから……』
「魔女ってやつは魔法の力を失くすことだけで済むのかよ、だったら何とか出来たんじゃあ……」
『何とかって……本人が招いたことなんだから、自分でおとしまえをつけないとね? そうじゃない? 町替良得さん。
あのね、だから津留照樹も届久太郎も自分で自分の責任をとったの、あなたと違ってね!
私は今、ボランティアで対応しているだけなんだからね。
こっちとしては、マゴス術会に見放されたあんたを助けても何の特にもならないの!』
星夏は突き放す。
がそれを聞き町替は、
「だったら俺がそっちに何か対価を払えば俺を助けてくれるのか!?」
必死で交渉しようとするものの……
『……あんたから代償を払えるものは何も残っていない、だから無理!』
星夏から思い切り否定されてしまい、町替は……
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