満月のハロウィンと4人の嫁達〈2〉悪魔のカード | いろいろしぃーのブログ

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姑はどこから仕込んでいたのか、手の中からいつの間にか持っていた多数のカードをテーブルの上に広げました。

みんなどのカードもおどろおどろしいカードばかりです。

まるでタロットカードのように絵柄のみのカードで、その絵柄はほぼ悪魔のようなものばかりでした。

「これは何ですか?」

次男の嫁が言います。

「見ての通り悪魔のカードよ、さあみんなどれか1枚だけ選んでちょうだい」

姑が言います。

「選んだらどうなるの?」

3男の嫁が言いました。

「選んだカードがそれぞれの願い事を叶えてくれるのよ、凄いでしょう?」

姑が嬉々として言います。

「このカード、どのカードも何か怖くないですか?」

そこには獣のような顔をした悪魔だったり、悪魔がたくさんの人間を捕らえていたり、

それから女性が悪魔のようなものになっていたり、怖いような魔女のものまでありどれも気味が悪いカードでした。

「あの…わたし辞退します、どうかしてます」

次男の嫁は突然、そう言うと帰ろうとしました。

が、出口へ向かうドアが開きません!

「ちょっ…! どういうことですか!?」

次男の嫁は焦ります。

他のドアにも手をかけますが、同じく閉めきったままでびくともしません。

「何しているのっ!?」

4男の嫁も同じく試みますが、やはりドアは開きません。

「だ~か~ら~言ったでしょう!? もうわたしに従うまでどのドアも開けることは出来ないのよ。

早く選びなさいな」

姑が一瞬、薄気味悪く見えて嫁達は一斉に背筋が寒くなりました。

「どういうつもり!? 夫に電話して助けを呼んでやるっ!」

3男の嫁がスマホを見た途端、なぜか圏外で……

「え、ウソ……」

他の嫁達もスマホを見てみると同じく圏外でした。

「無駄だと言ったはずでしょう?

今日は満月のハロウィンだって、さあ大人しく従って頂きましょうか?」

姑は笑みすら浮かべました。

嫁達は皆、息をのむと仕方なくそれぞれ悪魔のカードを1枚ずつ手に取りました。

手に取るとやはり不気味です。