みんなどのカードもおどろおどろしいカードばかりです。
まるでタロットカードのように絵柄のみのカードで、その絵柄はほぼ悪魔のようなものばかりでした。
「これは何ですか?」
次男の嫁が言います。
「見ての通り悪魔のカードよ、さあみんなどれか1枚だけ選んでちょうだい」
姑が言います。
「選んだらどうなるの?」
3男の嫁が言いました。
「選んだカードがそれぞれの願い事を叶えてくれるのよ、凄いでしょう?」
姑が嬉々として言います。
「このカード、どのカードも何か怖くないですか?」
そこには獣のような顔をした悪魔だったり、悪魔がたくさんの人間を捕らえていたり、
それから女性が悪魔のようなものになっていたり、怖いような魔女のものまでありどれも気味が悪いカードでした。
「あの…わたし辞退します、どうかしてます」
次男の嫁は突然、そう言うと帰ろうとしました。
が、出口へ向かうドアが開きません!
「ちょっ…! どういうことですか!?」
次男の嫁は焦ります。
他のドアにも手をかけますが、同じく閉めきったままでびくともしません。
「何しているのっ!?」
4男の嫁も同じく試みますが、やはりドアは開きません。
「だ~か~ら~言ったでしょう!? もうわたしに従うまでどのドアも開けることは出来ないのよ。
早く選びなさいな」
姑が一瞬、薄気味悪く見えて嫁達は一斉に背筋が寒くなりました。
「どういうつもり!? 夫に電話して助けを呼んでやるっ!」
3男の嫁がスマホを見た途端、なぜか圏外で……
「え、ウソ……」
他の嫁達もスマホを見てみると同じく圏外でした。
「無駄だと言ったはずでしょう?
今日は満月のハロウィンだって、さあ大人しく従って頂きましょうか?」
姑は笑みすら浮かべました。
嫁達は皆、息をのむと仕方なくそれぞれ悪魔のカードを1枚ずつ手に取りました。
手に取るとやはり不気味です。